グローブの手入れの仕方を覚えました、FM09です。
とりあえずグルメを仕入れる前にメットライフドームの全形を把握する事にした。初めての球場だし店の場所を把握しないで先に買い物をしてしまうと後で見つけた店の方が魅惑のものを売っていたりして後悔するのも嫌だった。
どこの球場でもそうだと思うのだが野球場というものはだいたいの場合シンメトリーな形状をしている。ここメットライフドームもそうであるのだが少々話は複雑だ。ロッテのマリンスタジアムでは内野区画全般を含むホーム側外野入り口からビジター側外野入り口までが長いアーチ状の通路になっていてその中に様々な店が並ぶ。通路は水平なのでとても買い物がしやすい。
一方メットライフドームは探検してわかったのだが、3塁側内野席と1塁側内野席が分断されていて自由に行き来が出来ない。というのもその真ん中に存在するネット裏スペシャルシートという名の遮蔽空間が行く手を遮っているからだ。
この構造故、3塁側から1塁側に行くためには一度球場を場外に出てから再度反対側1塁側入り口から入場しなおさなければならない。わざわざこんな構造にしている意味を考察した。
おそらくこの構造上、1塁側と3塁側の店もシンメトリーな構造をしているのではないかとFM09は推測した。つまりは3塁側、1塁側各々でそちらの区画だけですべてのグルメや買い物を堪能できるようになっているのではないか、と。そうする事のメリットは3つある。
1.基本坂道になっている通路を最低1往復すれば買い物が完了する。
2.ホームチーム、ビジターチームの生存領域を明確に分割する事で敵対生物の偶発的交戦を回避する。
3.対象者を半分にする事で混雑を緩和する。
あくまで推測だが、理由としては1の要素が大きい気がする。そう感じる根拠が知りたい方は一度現地に行ってみれば骨身に染みると思います。
推測通り1塁側と3塁側の店がシンメトリーになっているのであれば1塁側に行く必要が無くなったわけだが、これはあくまで推論でしかないので実際に行って確認して証明しないと正答かどうか判別できないためどちらにしろ後で1塁側に行く。埼玉西武ライオンズ60番中村おかわり剛也選手のホームユニフォームをばっちり着ている状態であっち側にいくのはちょっと不安なのだが何かあったらボケーっとした顔をして知り合いを探している風を装えば「あぁ、このオッサン、間違えてこっちに入ってきちゃったんだな・・・かわいそうに」とか「オッサンの顔と体をしているけど心は子供の迷子さんかな、案内所に連れていってあげようか?」なんて憐みの視線を送られるだろうから焼いて食われることもあるまい。それに・・・・・・そうなったときの奥の手を準備してから1塁側に行くつもりだし。
まず最初に見つけたのが、ネット裏スペシャルシート近くにある4階建てアパートショッピングスペースとでもいうのか、客席の標高毎に毛色の違う飲食販売店が入っているL’sショップである。CRAFT、DINER、BAR、STYLEの4ショップがあり、それぞれ販売しているものが違う。一応4か所すべて見てみたが色々なものを売っていてどれを買おうか考えあぐねてしまった。
カレーはデフォで購入するので球場前で販売していた若獅子カレーは購入リストに記載済み。いくらキャッピーにFM(フードモンスター)の称号を授与された身としても全て食べることなど出来ないし、既に6月の再ネイバーフット遠征(埼玉は千葉のネイバーフット)も決定しているので焦ることもない。とりあえずL’sショップ、覚えておこう。
そのままL’sショップ脇の階段を最上段まで登りきるとその先には店は無いようだ。つまり後はひたすら球場入り口まで店を探しつつ下っていくことになる。ラクチン。
ただ、うーん、そうだな、マリンスタジアムに比べると興味をそそられる飲食店が少なめな印象。一つ一つの店がスペースの関係かこじんまりしていて調理のスペースなども取れないのかメニューの豊富さはマリンスタジアムに一歩劣る感じだった。それと微妙にFM09の要求とミスマッチがある気がした。例えばアイス。人気のありそうな粒粒アイスとサーティーワンアイスクリームがあったのだが、FM09が球場で食べたいのは濃厚なミルク感あふれるソフトクリーム。ケンタッキーなどがあるのはいいのだけれど球場ならではのオリジナル品で勝負してもらいたい所がある。色々見てくる間にL’sショップを超える店は発見できずに球場入り口まで下りてきてしまった。
実は後で調べてみたらこの感想は誤りで致命的なミスを犯している事にFM09はまだ気が付いていない。この時のFM09に教えてあげたいのだが時間を遡る事は現実世界ではまだ無理なのでしょうがない。
食べ物関係は半分(3塁側)は把握できた。推論から1塁側に行ってもしょうがない気もするのだが、ネイバーフット遠征に来ているわけで少しでも遠征の成果は持ち帰らないとミデンの役には立てないからな。頑張らんと。
FM09、お前、つまんない嘘つくね。
1塁側遠征に行くためには準備が必要。それはA級隊員になる事ではなく、FM09の最近の試合観戦のおともになりつつあるビジターユニフォームの購入案件と密接に関わりあってくる、この構造のメットライフドームでは特にだ。いわゆるビジター領域の通行手形、つまり本日の場合「横浜DNAベイスターズグッズ」である。
帽子とユニフォームで丸々埼玉西武ライオンズの格好を演出しておいてこういうのもなんだが、このFM09、実力(と謙虚さ)があればビジターチームへの称賛も惜しむ所ではない。実際にマリンスタジアムでは特にロッテのファンでもないので両チームの応援をしてしまっている。ロッテ領域でこの状態だから一部からは白い目で見られているかもしれない。
だが、可愛いは正義!というフレーズがあるようにまた、ホームランは正義!という紛れもない事実。やっぱり目指す高みに到達している先達を見て、憧れと尊敬が無いはずが無い。
であるからしての、横浜DNAベイスターズグッズとなると選択肢は2つ、筒香とソトのレプリカユニフォームとなってくる。
レプリカ・・・・・・・・。アフトクラトルでどうなってるんかな。
NEO7のユニフォームを先日のマリンで購入したが、中々気に入っている。あの生地の紺と背番号の純白のコントラストがとても絵になるからだ。土曜日のネオ並木軍との練習試合で根尾のユニフォームをマキマキに貸与したけど、マキマキ中日のコーチみたいになっててリアル感があった。野球経験者が着るとユニフォームはしっくりくるって感じ。
なので今日は横浜DNAベイスターズがFM09のビジターコレクションに加わることになる。セ・リーグ2チーム目だ。
で、ビジターショップにユニフォームを見に来た。あちゃー、結構売り切れてるな。筒香とソトのビジターユニフォームのL、まだ在庫あるかな・・・・・。お、あったあった。実際サンプルを見てみると・・・・・・・うーん、中々良いんだけど・・・・。なんかこう・・・・。
確かに横浜と言えば青のイメージ。それは間違いないんだけど、このビジターユニフォーム、2つの点が少し気に入らない。
1.ラグラン袖の柄になっているが袖のラグランの思い切りが足りない。どうせなら藤井寺近鉄位のラグランにしろ。
2.胸のロゴがYOKOHAMAになっている。柏市民としては横浜ロゴだと劣等感を感じてしまう。ベイスターズロゴなら違和感が無い。
この2つのせいでユニフォームの購入を大した容量もない脳みそで悩み始めてしまった。早くも2例目でビジターユニフォーム購入計画がとん挫するのか!?と思われた時だった。棚を覗くと白地に細青ラインのベイスターズホームユニも売っている事に気が付いた。実はFM09、現行のベイスターズのユニフォームだったらホームユニフォームの方が好きだなと思っていたのだよ。
だけどマリンスタジアムでは中日ドラゴンズのビジタースペースで売っているのはビジターユニフォームだけだったし、他の球場でもそれが当たり前だと思っていた。だからホームユニフォームはビジタースペースでは買えないものだとばかり思っていた。でもメットライフドームではどうやら違うようだった。やっぱり僕らの埼玉西武ライオンズはみんなの正義の味方だ!
という事で、あと1着になっていたので無くなる前に確保という事で筒香のホームユニフォームLサイズを購入していた。帽子はメッシュしかなかったので後で公式サイトかオークションで手に入れることにした。
とにかくこれで1塁側関所を通る通行手形が手に入ったわけだ。これで怖いものは無い。いざ、1塁側の飲食店調査へ!
買ったばかりの25番筒香のユニフォームを胸に抱きかかえ、無謀にもFM09は横浜DNAベイスターズファンばかりの1塁側入場ゲートに突っ込んでいった。気のせいかチクチクと刺さる視線を感じるような気もするが怯むわけにはいかない。1塁側の飲食店の方が美味しいものを売っていたらどうするんだよ!
1塁側入場ゲートの再入場確認のガタイ大きめの警備の兄ちゃんの(なんだこいつ正気か?ライオンズ側は反対だが?でも再入場紫外線スタンプがあってのコッチ側入場だし・・・・・覚悟はいいんだな、オッサンよぉ!?)覚悟を求める鋭い眼差し。
(んなこたぁわかってんだよ、食い物がオレを呼んでるんだよっ!余計な心配は無用!無事、帰ってきてやらぁ)無言で頷くFM09。
警備の兄ちゃん「わかりました。どうぞ、こちらへ・・・・」
こうしてFM09は1塁側のビジター領域へと入っていった。いざとなったら60番師匠中村おかわり剛也のユニフォームの上から1秒で上着する25番師匠筒香嘉智のユニフォームを震える腕で抱きかかえながら。
いざ一塁側通路に入ってみると、そこはもう横浜ブルー共和国と言って良いほどの青の洪水となっていた。青青青。やっぱりここはビジター空間なんだなと再認識した。メットライフドームは最果ての地だから案外ビジター空間にも西武ライオンズファンが食い込んでいるのではないかと思っていたのだが、否。そんなことは無かった。
よくよく考えてみると西武「池袋」線から連絡してくるこの西武ライオンズ球場前駅。
池袋を経由するという事は当然横浜方面からとーっても来やすいのだ。そういえば所沢という所はそういう所だった。FM09の親族が所沢に住んでいた事があって、羽田方面から所沢は近いと言っていたのを思い出した。柏の方がよっぽどアウェーじゃねぇか!
ま、そんなことはどうでもいい。敵地もいい所に単独潜入したのは新たなグルメ情報を得られるかどうか探すためだった。坂を上りつつ、左側の食べ物屋をしらみつぶしに確認していくが・・・・・・・・うん、ほぼ同じーー!
うどんそば屋がラーメン屋になってただけでほぼ同じ感じかな!でもラーメン屋の方がいいから6月のカープ戦では重宝しそう。
でも・・・・・・・・・やっぱつれーわ。この格好でここ探検するの。因縁は付けられないけどみんなの視線が微妙。
イマジンオールザピープル。今日の1塁側ベンチ、横浜DNAベイスターズのベンチ入り選手の中にポツンと一軒家剛也が居たら?
今、そんな感じ。違和感あるでしょ?不穏でしょ?何の用なの横浜ベンチにおかわりくん?って感じでしょ?
でもね、一応一塁側最高端まで行って来たさ!もう今更だし。
せっかくなのでこっちからの風景を写真に撮ってミラーズLINEに写メしたさ。そしたらえふわらんからさっそく返答があったさ。
「あれ?今日3塁側(西武側)じゃないの?」だって。FM09が1塁側(ベイスターズ側)に潜入撮影している状況に混乱しているようだ。座席を確保してあるのは3塁側であることを伝えると「じゃ、ホームだね」という返答。
ん?
野球でホームは1塁側では・・・・?
でも今日は西武ホームで3塁側・・・・んん?
そういえば去年DAZNでメットライフドームでの西武戦を観ていた時の事を思い出す。山川のホームランパフォーマンス、栗山、おかわりのホームラン後のベンチタッチ。全部3塁側じゃなかったか?
あれれ?
全てが繋がった。
ここメットライフドームは「3塁側がホーム」なのだ。珍しい~!!いままで気が付かなかったFM09もかなりどうかと思うが。
一応ラーメン屋という唯一の収穫をゲットし、どんどん増えてくる横浜DNAベイスターズファンに逃げ場を奪われる前に味方の西武ライオンズ側に戻ることにした。
ゲートの出入り口には先ほどのガタイ大きめの警備の兄ちゃんがいた。
警備の兄ちゃん「!!!・・・・・・・・」FM09が無謀に飛び込んだ死地からの生還に感極まった兄ちゃんが目を潤ませて敬礼してきた。無言によくぞ無事で戻られましたと言われているみたい。こちらも無言で敬礼する。どこだここは。ビルマかっ!
1塁側通路の出口を出て球場前へ。ここは永世中立空間。空気が軽い。
食べ物を買ってくるね!と直井コーチとツカポンタンに別れを告げてからもう30分以上経ってるんじゃないかな。そろそろ戻らないと捜索願を出されてしまうので買うものかって戻ることにした。
買うもの1:若獅子カレー。とりあえずカレーは買わないと。とりあえず自分の分と直井コーチとツカポンタンへのお土産の分で合計2個購入。よく考えてみたら1つのカレーを渡された直井コーチとツカポンタンはこのカレーを2人でどう食べろというのだろうか。そこまで考えては買っていないのが本当に無責任。
そして、そのまま3塁側通路の坂道を登っていくと・・・・・。
何ともうスターティングメンバーが発表になっているじゃあないか!おいおいおいおいおいおいおいおいーーーーー!早いよ!
あー、もうライオンズのスタメン発表終わっちゃってる!
おかわりは?おかわりはスタメンなのか?このユニフォームでいいのか33番を上着するのかの分岐点なんだからもう一回スタメン発表してくれぇえええーーーーー、がああああああああああ・・・・・・・。ふう。
そんなことより今はメシ。
買うもの2:L’s DINERのなんか美味そうなもの。
最上部まで行くと階段を降りて「L’s DINER」に入店。ジャンボチキンカツとプレミアムライオンズドッグを購入。ハワイアンロコモコとプレミアムエビカツバーガーも欲しかったのだがいっぺんに買うと冷めてしまうのでまた後のお楽しみとした。
色々かってようやく座席へと帰ってきた。かれこれ40分ぐらいは徘徊放浪してたのかな・・・・。
とりあえずお詫びのしるしのカレーをおすそ分けして席に座った。早く若獅子カレーにジャンボチキンカツを乗せて食べたい。
ふと左側が気になってみてみるとツカポンタンが写真を撮りたそうにしている→どうしますか?→仲間にする写真を撮ってもらう。
という事でジャンボチキンカツを掲げた所を記念撮影してもらった。
後で写真を送ってもらったら噴いたよ。良く埼玉西武ライオンズのファンはネット上の5chネラーユーザーオタク気質の輩が多いとか揶揄されている写真が載ってたりして、ふーん、そんなの千差万別だろって思ってたんだけど・・・・・。
うーん、そうだねー、いや、そだねーーーーー。うーん、オグモグタイムやねーーーー。この写真を見るとその情報に力強い状況証拠を与えちゃってる感じだねぇ。
まず顔が丸く体も寸胴。食べ物をこよなく愛し、運動はあんまり好きそうじゃない(実際は違うが)。要するに非リア充、非体育会系、帰宅部系男子って感じの奴が写ってた。西豚とかネットで言われてる西武ライオンズの太め男性ファンの総称がまあ良く似合う方がそこに写ってらっしゃってたw
西武からして山川、中村とチームを代表するスラッガーがそういう体型(肉質・体組織はまるで違うが)なので致し方なし。
さて、んじゃ試合が始まる前にチャチャッとカレーを食べちゃいましょうかね、とジャンボチキンカツを若獅子カレーにトッピングした時、FM09はトンでもない事に気が付いてしまったのだ。それはなんと・・・・
続く。