今日はスポーツディになるはずだったのに・・・orz、と落ち込んでいる人には申し訳無い。マリンが中止だったので個人的にスポーツしました。だれが雨になんか誰が負けるか!FM09です。
とりあえず今はスマホから書いているので詳しくは後でPCから書きます。でも今日一番やろうとしていたことが出来たし、予定外のスポーツイベントが発生したし、大満足の一日でした。
柏との練習試合であれだけヘボな打撃を披露したのに、今日は4番予定にして頂いていたみたいで嬉しかったです。目指す高みは山川穂高や中村剛也なので本当に素直に嬉しかったです。FM09がミラーズの試合に参加するときは今日のマリンを含めて非公式試合だけですが、4番だからではなくどの打順でもいつも一緒に練習している人達と一緒にチームの勝利を目指して奮闘してみたいです。それがチームスポーツの醍醐味ですよね。
なのでめちゃ楽しみにしていたそんな試合の中止速報を津田沼で聞いた時は、非情な判断をした球場管理者を呪いました。だってそんなに雨、降ってなかったから津田沼。残念で信じられなくて車の運転が3割り増しで荒くなりました。非常に残念な現実を受け入れるまでに30分くらいかかりました。
伊藤くんなんかは当初から60-70%の確率で中止になると達観していたらしく残念だけどすぐに受け入れていた。FM09よりも11歳も若いのに非常に大人。大人の伊藤くんに子供のFM09。こういうとき自分の幼さに内心恥ずかしくなる。それもあって30分はかかったけど受け入れることが出来た。手本となる大人を見て子供は成長するのです。
今日のマリンカップで4番ホームランバッターFM09&MVPキャッチャー森友哉&着ぐるみマスコットつばくろうのトリプルキャストでお送りする予定だったマリンスタジアムイベントが中止になったけど、それに勝るとも劣らない素晴らしいスポーツ体験をしてきたのでブログには事欠きません。5-0で負けていた試合に、8回裏で追い付いて9回裏でサヨナラホームランを打ち5-6で勝利してきた感じ。気持ちがスッキリしています。それも伊藤くんに一日中、付き合って貰ったお陰です。ま、FM09も伊藤くんの用事に付き合ったのでお互い様ですが。とりあえず本当に感謝感謝です。1人では打撃を参考にさせてもらったり、打撃を評論してもらったり、バッテリーを組んでキャッチャーとしてピッチャーの球を受ける練習など出来ませんからね。
朝。
雨のほとんど降っていない柏ICから三郷JCTへ。そして花輪ICで降りて津田沼へ。どちらにせよ朝10時にはマリンスタジアムについて合同チームの加藤先生のホームランが出るのを楽しみに試合観戦する予定だった。
「どうせ朝早く行くなら、FM09、乗っけてってよ」という伊藤くんの依頼を受けたためだ。楽しみすぎるから9時に約束した集合時間の所、8時35分にはついていた。伊藤くんの家は津田沼駅の割と近くにあるって、酒に酔い終電が無い伊藤くんを1度送り届けている。つい最近も八柱からキャップを自宅に送り、キャップ豪邸から高速で30分位の伊藤邸まで送っている。優しさ溢れるこの行為を人は「おぐタク」を称する。おぐさんがオタクまで送り届ける無料タクシー的行為の略で、本来は省略すると「オグオタクタク」なのだがこれではわけがわからないので「オグタク」と略している。次の日が仕事だったり、寝不足でイベントに参加しているときはクタクタになるので「オグクタクタタクタク」となる。
オグタクが出動するのは決まって深夜。なのでFM09、津田沼の伊藤邸は知っているが周りがどうなっているのかなどは割と知らなかった。
今朝は朝にオグタクが出動した。花輪ICから伊藤邸までの道のりには立派なマンションやショッピングセンターが立ち並んでいた。24時間ジムもコンビニも複数存在していた。なんだここ、柏より都会じゃねーか!
はっきり言って津田沼をなめていた。とても便利そうな立地に伊藤邸は存在していた。ちなみに伊藤くんは歯科医師ではないので伊藤邸といっても低層のマンションというかアパートなのか?よくわからんが特段立派というわけでは無い。わけでは無いが20代と30代の新婚の夫婦が居住する場所としてはとっても便利そうな場所だという事が初めてわかった。朝はすべてを明るく照らしていた。ただ一つ、マリンカップを除いては。
早く着きすぎたので伊藤くんの準備ができる間、待っているのはバカらしいのでコンビニへ。今日はマリンカップでキャッチャーを担当するという重責を担う。このまえ柏との練習試合で4回途中までキャッチャーしただけのペーペーキャッチャーなのになんという大抜擢だろうか。
えふわらんから「FM09、明後日、キャッチャー出来るかな?」とLINE通知が入った時、にわかには信じられなかった。つい1か月前、人生初のキャッチャーをしてみたものの「彼方は今日、キャッチャーをやってみて何か成し遂げましたか?」というイベント後アンケートがあったとしたらこう答えるだろう。
Q.彼方は今日、キャッチャーをやりましたが何か成し遂げましたか?
A.キャッチャー防具にFM09汗だか汁だかをしこたま染み込ませました。後は、ずっとウンコ座りをしていました。それと両太腿の内側を攣りそうにしました。
そんなFM09にキャッチャー依頼が舞い込んだ。前回は自薦、今回は他薦。舞い上がりましたねぇ。前回の初キャッチャー体験からどうせキャッチャーをやるなら出来るようになりたいこと2つを心に誓った。1つ目はピッチャーの球を体を張って後逸しないプレーをする事。2つ目は2塁までノーバンで送球出来るようになる事だ。マリンカップとはいきなり大舞台だが舞台の大小は関係ない。今必要なのは経験値なのだ。ゲームや仕事の経験上、同じ経験でも大舞台での経験の方が経験値はより大きくなると思っている。もしかしてこの経験でまともなキャッチャーにいきなりランクアップするかもしれないという誘惑(というか妄想)。そして世の中の人間でマリンスタジアムで野球をした経験のある人間の中でさらにキャッチャーをしたことのある人間が何人いるか考えたら、こんな千載一遇のビッグチャンスはそんじょそこらには転がってはいないだろう。その中の選ばれし1人になりませんか?とえふわらんが提案してきているのである。この前の柏との練習試合でつかぽんたんが腰を悪くしていてくれて良かったぁ。1か月後こんな事になっているのもそのおかげである。もちろん自らキャッチャーをしてみようと手を挙げた事が大きいのだが、つかぽんたんが万全なら手など上げるはずも無いわけで。60秒以内にやりますと即答していた。野球に関しては異常なほど積極的だなと自分でも思う。仕事でも何でもこれだけの積極性があればもう少し色々成し遂げられるだろうに。
前回の経験からキャッチャーは体力の消耗と水分の消耗が激しい事が分かったから今回はそれに備える事にした。そのためにコンビニに来たのである。水分の消耗に備え、ミネラルウォーターとブラックシュワシュワを購入した。そして奥の手、栄養ドリンクを入手しようと画策した。栄養ドリンクってFM09ほとんど飲んだことが無いのだが、コンビ二の栄養ドリンク売り場って結構凄い。しみが取れるもの、酒が強くなるもの、眠気が取れるもの、股間の芯が硬くなるものと様々あるみたいで、そりゃ人々がコンビニエントに使うのもわかります。
で、こちとらが欲しいのはキャッチャーが上手くできてホームランが量産できる栄養ドリンク。ポップを読んで探してみるものの無い。この中では一番近いのは股間の芯が硬くなるものなのだろうが(なぜそうなる)FM09がこれからやるのはキャッチャーであって夜の営みではないので却下。そうすると他に適当なものが無い。ユンケルとか飲めばいいのかな。でもなんか風邪ひいた時とかに飲むとか書いてあるんだけど。これというのが無かったのでエナジーコーラとかレッドブルとか買えばよかったんだけど迷っているうちに9時を過ぎていた。もう戻る時間になっていた。さよならセブンイレブン。
再び伊藤邸に戻ると伊藤くんが居たのでオグタクに乗車してもらう。マリンスタジアムまでの1本道があるとの事で無機ではない生きたナビ、有機ナビゲーションならぬ優樹ナビゲーションでドライブ開始。ナビがポンコツなのかわからんが渋滞に巻き込まれる。
イラつく。
性能の悪いナビを窓から投げて捨てようかと逡巡していた矢先に信じられない速報が優樹ナビゲーションから発声された。
「速報!マリンカップ、中止です!ええーーーーー」
はぁ?
はぁ?何言ってんのこのポンコツナビ。そんなわけ無いだろう、こんな幕張くんだりまでわざわざ朝っぱらからきて中止だとっ!?
そんなわけあるかいっ、このまえのBBQ、こんなの目じゃない位の土砂降りの中、FM09ずぶ濡れでラグビーのパス交換を延々1時間以上やってたんだぞっ!斉藤さんだぞっ!
えーっと、野球ってそんなやわな競技じゃないよね?こんな霧雨みたいな雨でやめるほど根性なくないよね?えっ?本当?嘘だろ!?嘘だと言ってよ、バーニィ!!
運転中なのでLINEを見る事ができないFM09だが、野球に関してはポンコツではないこのポンコツナビの優樹ナビゲーションは達観したように遠い目をして言った。
「FM09、残念ながら本日、中止です!お疲れ様っしたっ!」
一筋の涙が豊満に膨らんだ頬を伝って顎へと流れ落ちた。野球に関してはピュアなFM09の心を打ち砕く最終宣言にハンドルを握る両手に力が入らない。視界が霞んで前が見えない。終わった。何もかも。
そういえばさっきから何もかもがスローモーに見える。車は早く移動するための物のはずなのにピクリとも前に進まない。渋滞だと思っていたがこれはもしかして走馬灯なのだろうか。頭の中に様々な思いが去来する。FM09&60番で新調した藤井寺時代近鉄バファローズのユニフォーム、手に入れた本物の球団支給の近鉄バファローズのユニフォーム下ズボン、近鉄好きの八千代の先生に見てもらいたかったのに・・・。埼玉西武ライオンズの天才打者キャッチャー森のホームユニフォームを着て打って守れるキャッチャーをやりたかった・・・。つかぽんたんから支給されたつばくろうの着ぐるみで側転やパントマイムやパフォーマンスをしてマスコットキャラを演じたかった・・・。
そのすべてがもう叶わないと悟った時、マリンカップを中止した球場責任者を白プリ車内で罵っていた。普段人の事をそんなに罵らないFM09だがこの時は無念過ぎてだいぶ乗車している客人の目もはばからずに罵った。
「まぁまぁ、落ち着いてくださいFM09!とりあえずマリンスタジアムまで行きましょうよ」と大人のITO。なんだこいつ、これでは取り乱しているFM09がバカみたいじゃないか。
一度決まった決定は覆らないとはわかりつつ、どうしても諦めきれないのでマリンスタジアムまで白プリを走らせた。目の前には寸前まで夢の球宴の開催が約束されていた球場があった。
今年はマリンカップやるって
いっぱい 動画も撮っていいって
約束したじゃない
あなた 8時30分には使用可能と言ったじゃない
野球したい・・・
と沢田知可子の会いたい(古いわ~w)の一節(こんな一節は無いっ!)が脳裏でリフレインしている。誰かこの無限リフレインを止めてくれ。
11月28日、9時20分。なんで俺はこんな朝早く野球もやらないマリンスタジアム駐車場に伊藤くんをオグタクしてきているんだろう、と呆けながらマリンスタジアムを眺めていた。もはや流す涙も枯れていた。
はぁ~。
もうここでやる事は何もない。やる事が無くなったのでとりあえず先程まで無視していたお客さんからの電話に丁寧に対応し始めるFM09。気分がもう野球モードではなく仕事モードに切り替わり始めていた。つまんないの。
電話処理も終わったので伊藤くんを津田沼の本宅まで返品して柏に帰ろうかと考えていたところ、返品予定の伊藤くんがなんかしーぶいしーぶいいという言葉を発していたので耳を澄ませてみる。
要約すると「どうせ野球が無いのなら鎌ケ谷のCVに行ってグローブを片付けに行きたい」「バットのグリップテープのリザードスキンを新調したい」と言っているらしい。うーん、まだマリンカップ中止の精神的ダメージの余波で耳が突発性難聴になっててよく聞こえない。
それだったらFM09だって野球的イベントでやりたいことがある。バッティングセンターに行きたい。ただそれだけ。もうここまで来て何も体を動かさない事は考えられない、と。千葉マリンスタジアム付近のバッティングセンターは思い浮かばないので柏近辺のバッティングセンターということで豊四季ドームスタジアムかDAIKEIENに行ってバッティングできないかなぁと伊藤くんに提案すると、伊藤くんから「なに言ってるんですか、FM09!松戸のレッドスタジアムがあるじゃあないですか!そこ行ってバッティングしてCV行きましょう、そして打ち上げの焼き肉へなだれ込みましょう!」と返事が返ってきた。
確かにどうせ柏までは帰らなきゃならないし、伊藤くんは有給を取ってしまっているのでどうせ今日は暇だ。FM09も今日は野球をする予定だったので今さら働きたくはない。気分が乗らない。
よし、その案で行こう、という事でレッドスタジアム→CV→打ち上げの焼き肉、そしてそのどこかで昼食という流れに決まった。
とりあえず雨に濡れるマリンスタジアムの駐車場を後にする。レッドスタジアムの電話番号で検索しても場所が出てこなかったので住所で入れてみるとそのものズバリは出てこなかったがだいたいの場所はわかった。前に伊藤くんが来たことあるから場所大体わかるって言うからそれを信じて現地にGOだ。楽しみにしていたマリンカップがこんな形で中止になってしまって残念で仕方ないのだが、他の人もみんなそうだと思うしわざわざこの日に有給を取った伊藤くんやしまじろうや有給じゃないけど休みを取ったえふわらんとかの方がダメージはデカいだろうし。自分は割と好き勝手に今日は休日!とか客先対応が入っていない場合、急に決めたりするからそんなにダメージは無い。今日このまま働いても良いんだけど、マリンスタジアムで野球をやるって予定してた日に中止だから仕事って言うのはちょっと切り替えられない。試合やってたらどうせ仕事できないんだしそこはわがままを通させてもらう事にした。
伊藤くんを載せて湾岸線へ、湾岸市川から松戸ICへ。この道本当に便利。すぐにマリンに行けるし松戸に帰れる。
松戸ICを出てすぐ右へ。この道はもう何回も通っている。初めに通ったのは9月24日、つかぽんたんに付き合って貰って観戦しに来た西武VSロッテの優勝がかかった大一番。ソフトバンクが負けて西武が勝ったから目の前で人生初めての胴上げを見る事ができたのを思い出す。遅くまで観戦し、スタジアムの外で飲んで食べて気が付いたら電車が無くなっててタクシーで帰ってきたんだよ。その時にこの道を通った。タクシーが110kmだか出しててはえーなこの運ちゃんと思ってた。つかぽんたんちでつかぽんたんを下ろして八柱から小金原へと続く道から6号に出て帰ってきたんだっけ。この道を行くとみのり台方面に行くってその時に知ったから便利に使わせてもらっている。その途中でキャプBBQ場が右手に見えるのも良いアクセントだ。
なんつーか松戸ミラーズにお邪魔する事になってだいたい3年か?4年か?
練習量と質問相手が飛躍的に増えたので参加前よりは野球を分かってきたかなとは思うんだ。おかげで年齢的な体の衰えを経験でカバーできている気はしているので伊藤くんに連れられてミラーズの練習に参加するようになって良かったよ。もしミラーズに参加してなかったら大伸会は野球もう完全にストップしているし、ファミールは試合しかやらないし、練習をする場所が全然なくなってた。練習が一番好きなので野球をやる場所として一番好きな場所はミラーズなんだよね。時間も一番ミラーズが長いしなぁ。ホームランの夢はずっと見ているけどそれをずっと見れるのもミラーズのおかげだし、キャッチャーっていう新たな楽しみが加わったのもミラーズのおかげだしなぁ。ほんとマリンカップが中止になったくらいなんだって感じですよ、全然気にする事じゃないね(だいぶ気にしているな)
そのうえ松戸近辺をやれマリンからの帰りだ、つかぽんたんちだ、きゃっぷんちだ、なおみすたーんちだ、BBQ場だ、河川敷だ、松竹苑だ、八柱だ、松戸運動公園だ、とオグタクしているうちに柏並みに位置関係や抜け道がわかってきたので業務上も非常に助かっている。
で。
ナビゲーションに従ってみのり台方面へ。キャップが丘を越え、みのり台方面の途中で左折。カナダのチャイナタウンを思い起こさせるような怪しげな裏道っぽい所に怪しげな倉庫や会社が並ぶ一角があり鋭角に曲がると伊藤くんの記憶がよみがえったようでココココ!とカレーやかよっ!もしくはそこを掘るのか?と突っ込みたくなる勢いでココココ言うのでそこで注意深く進むと三角屋根の赤いシャッターが見えてきた。赤、それはレッド。
ここがレッドスタジアムか!
けどさ、なんかシャッター閉まってるんだけどどういう事?伊藤くん!
なんか嫌な予感がしてきた。マリンで雨で中止する運の無さ。今日はもしかしてレッドスタジアムの臨時定休日じゃないの?って話になり伊藤くんのスマホ、オカメインコぺリアで確認してもらうとそこには衝撃の文字がっ!
「レッドスタジアムは午前は予約診療です。ご予約ください。午後からは自由診療です。野球を痛めた人はご来院ください」との表示が。
おいっ、マリンスタジアムで検索した時によく見ろよ伊藤氏!
だったら10時30分にレッドスタジアム何かに来ねーよ!予約すれば開くらしいからリアルタイム予約してみようか。すぐ空いたりして。と思ったけど腹も空いてきたし昼やらCVやらの用事を先に済ませてからまたレッドスタジアムに来ればいいだけの事だとわかったので予定を変更した。
まずはCVに行こう!さすれば道は開かれん。
という事で千葉県鎌ケ谷市が誇るものベスト5ランキング第5位のCVへまず先に行くことにした。ナビゲーションにCVを入れるとだいたい10キロ弱。まあ近い、のか?
伊藤くんがトイレに行きたいからコンビニ寄ってくださいねと言ってきたので途中でコンビニに寄るが。いつも思うのだが伊藤くんは若いのにトイレに寄りたがったり吐いたり漏らしたり何だか変だ。熱出したり体調悪かったりボーっとしたかったり虚弱体質だったり。見た目は若いのになんか健康って感じじゃないよね。そうはいいつつ筋トレとかはしているからボールとかはちゃんと威力がある。と思うと体は満身創痍らしく痛み止めを打って野球をやってるとかわけのわからないことを言っている。健康なのか不健康なのか判断がつかない。たぶんアルコールを飲むのやめると健康になれると思うけど、そうすると伊藤くんというアイデンティティーが失われるだろうから言わんでおくよ。どうせ最後は人間死ぬのだからアイデンティティーを持ったまま死んだ方が幸せだよ。寿命なんて摂生したって延びてせいぜい15年だ。好きな事をやって死んだ方がいいよ。
ドライブを開始する。みのり台方面に進まず右に曲がりずっと走る、ひたすら走る。東松戸にはミラーズの練習後、たまに伊藤くんとラーメンを食べる珍来があるのだがそこでは昼飯を食べずに先へ。八柱霊園を突っ切ったあたりでなんか伊藤くんが呻いている。どうしたの?と聞くとトイレ、もう限界・・・だって。はー、忘れてた。大切じゃない事はメモリーから自動的に3分で消去されるんだよ。ごめんごめん。
ケーヨーデーツーがあったのでそこのトイレで用を足してもらう事に。駐車場を降りると伊藤くん、友達でプロレスラーのタンク永井のじーさんがケーヨーデーツーのうんたらかんたらといううんちくを話しているのだがそんな事はどうでもいいから早く用を足してこい。安心すると気を許す性質の奴かコイツ。だからトイレを目の前にして漏らしたりするんだよ。同じ轍を踏むな。漏らしたら白プリには載せん。白プリが茶ブリになってしまうから。そしたら歩いてCV行ってね。
FM09が伊藤くんのうんちくをスルーしたためギリ間に合ったようで表情が朗らかになっていた。もう安心だ。早くCVに行こう。
新京成電鉄の高架下方面に車を走らせると右側に専大松戸グラウンドがあるっ!と伊藤くんが発見した。本当に野球に関しては目ざといねキミ。素直に感心するよ。FM09全然気が付かなかった。そのまま鎌ケ谷大仏方面へ車を走らせてやっと着いた。鳥野球専門店CVです。なんか看板が消灯していた気がしたのでビビったが、ちゃんと開いていた。11時からオープンってオカメインコぺリアでちゃんと調べてもらったから開いてた、良かった。
雨でマリンカップが中止。レッドスタジアムが午前診療は予約のみでシャッターとボコボコに打ち込まれてこれまでの所、5-0くらいで大敗しノーヒットに抑えられていたのだが、今日初めて野球に関してクリーンヒットで出塁した。CV。良いよね。
入り口のドアノブが木製バットで出来ている。このイッちゃった感が良い。競技人口が減っている野球なんだからこのくらいマニアックにしないと残ってる残存ファンを満足させられないからね。それで経営も両立させないといけないのは大変だけどそこはもういちげんさんはお断りでいいよもう。伊藤くんみたいなマニアックな野球愛好者が来てくれるから大丈夫大丈夫。という事で中へ。
いやー、何度か来てるけど本当に野球専門店だね。品ぞろえに圧倒される。この店趣味でやってないかい?凄く趣味臭を感じるんだよな。なんかつかぽんたんちのユニフォーム群を見ているような気がしてくる。オーナーが野球よっぽど好きなんだろうね。だから伊藤くんみたいな人達を呼び込めるんだね。ふーん。
とはいうもののFM09も野球をやっているはしくれ。入ってすぐ右壁のグローブ群に圧倒された。凄いんだよ量が。伊藤くんが外野用のグローブが云々説明して入れている気がしたけどスルー。FM09の興味はその時にその通路を挟んだ左側のユニフォームに移っていた。
今ミラーズでサードユニフォーム投票をしてるじゃないですか。19種類を選んで投票しているんだけど、CV、色々なユニフォームのサンプルが置いてあってそのユニフォームにそそられてしまった。なんかパンフレットでは見た事のない気がするユニフォームが結構あって、今から投票サンプルに入れたいくらいだった。その一部をご紹介する。
凄いよね、CV。他にはこんなの無いよ。やっぱりいかれてる。
つかさんイチ押しのユニフォームもあったから実際着たらどんな感じになるのかな、と思ってスマートで髪もある伊藤くんにサンプルになってもらう事にした。それがこちら。
しまじろうもLINEで突っ込んでたけど伊藤くんって写真撮るからポーズしてって言うとドヤ顔になるよね。そういうもん、写真って?
ま、それはいいとして想像していたよりも良さげ。昇華プリントなので思っていたよりもいい感じ。だけどこれ、選外なのよね。悪いね、投票は戦争だから。
一応ユニフォームの試着を伊藤マネキンでするときに店員には試着して良いか聞いた。ここらへんちゃんと常識人のFM09なのだがその店員が丁寧だったから気をよくしたのか伊藤くんがなにやらグローブの事で店員とディープな会話を始めていた。会話がディープすぎるしグローブにはさほど興味が無いので店内を物色する事にした。FM09がこのCVで興味があるとしたら、そうですね、バットとコアエナジー(ベルト)とユニフォームズボンですかねぇ。
バットは常に興味がある。今使っているのはギガキング系2本だが、それ以外にもFM09がホームランを打つのに適したもっと良いバットがあるのではないかと常に考えている。もしかしたらバットを変えたらもう普通にホームラン打てたりしてなんて考えてるアホなのである。
それと伸縮するベルト、コアエナジーはもう使って2、3年経っている。気に入って普段使いしているのが祟ったのかベルト穴がFM09の強烈な腹の膨張圧に耐えかねて横に広がっている。皮膚がたるんだ毛穴みたいになっている。せっかくコアエナジーが体の動きに合わせてズボンを体にフィットさせる伸縮性のベルトなのに、ベルト穴が広がっているせいで力が逃げている感じ。このベルト穴さえ広がっていなければもう普通にホームラン打てたりしてなんて考えてるバカなのである。
最後にユニフォームズボン。今使っているマジェスティックプロモデルのユニフォームズボンは気に入ってはいるが絶対領域が気になってしまう恥じらいズボンなので次のズボンを検討中だ。ショートフィットもショートフィットで膝下がこんにちは!してしまうのである、プレーしていると。膝下は別にエロくないのでこんにちはしても全然OKなのだが、ここが出ているとスライディングした時に怪我して擦り傷がひどくなる。なので絶対領域が無いズボンを購入したいのだ。伸縮性に富んでいて動きやすいショートフィットパンツが欲しいなぁと思っている。
その3つを物色する店内旅行に出た。
まずコアエナジーを探すがどこにあるかわからないので先程のメガネの店員に場所を聞こうと伊藤くんの所に戻ってみるとまだまだディープな会話を続けている。少し待ってみたのだが話が途切れないので勝手に割り込んでコアエナジーの件を聞いてみた。話を途中で切られた伊藤くんが怒っている。まるで以前伊藤くんがLINEで送ってきた怒ったオカメインコの様な顔をしている。飼い主はペットに似るとはよく言ったものだ。そっくりだよオカメインコに。伊藤くんはオカメインコと松坂と興味のある話の腰を折られると不機嫌になる。もう少しどっしりと構えた方がピッチャーとして動じない投球が出来ると思うんだ。こういう事で一々カチンときたけん、人間やし、とか言ってるから投球が荒れるんだと思う。どんな風にも悠然と構え受け流すくらいの余裕を持ったピッチャーを目指そうよ。
結局、店員に聞いたコアエナジーの場所は探してもわからず。2度聞くのも憚られるのでもういいや。
とりあえずコアエナジーは置いておいてバットを物色する事にした。とりあえず素晴らしいバットを2本持っているので当面買うつもりはないが、バットのせいでホームランを抑制されている可能性も無くはないので一応ね。流石に鳥野球専門店だけあってバットの品ぞろえも並大抵ではない。壁一面どころか壁3面位にバットが飾ってあって目移りどころかバットがあり過ぎて逆にみる気が失せてくる。ここまであると逆効果なんだなと思った。
とりあえずギガキングミドルを見てみたかったのだがどこにあるのかわからない。一つずつ目の前のものを見ていこうと思い、とりあえず目の前の1本を選んだ。
ハイパーマッハ3と書いてあった。
持ってみると軽い。中々良さげなバットだが検索してみると、打速が凄いと書いてあるが遠くに飛ぶとは書いていなかった。中・短距離打者用のバットなんだと。なんだ、FM09には縁がないバットだった。そっち方面は狙ってないので。その隣にあったバットを持ってみた。同じようなバットだけどさっきよりも重い。
ハイパーマッチョって書いてあった。良くわからん。これも調べてみるとやはり中・短距離打者用のバットなんだと。
メーカーはローリングス。ローリングスは近鉄繋がりで好きなメーカーなんだけどコンセプトがFM09とちょっとアンマッチなバットのようで残念。やっぱりバットはいかに遠くに飛ばせるかどうかが大切(あくまで自分にとってはだけど)で打速を上げようとは思っていないからなぁ。ただ外野の頭を越す打球を打つ確率はそんなに無いわけで、それを考えると打速が速い打撃ができるバットの方がヒット数は増えるだろうなとは思う。内野に速度の速い打球が飛んで来たら守備としては嫌だし、ファンブルする可能性が高まるわけで、軽くてコントロールがしやすいとなると繋ぎようのバットとしてはナイスなバットなんではないかという気がしてきた。だけどミラーズやファミールでこのバットを使っている人がいないため、借りる事ができない。少し興味はあるが、コンセプト違いのバットを購入はさすがにしないので試してみる機会は無さそう。
次に手に取ったのは、ブラックキャノンMAXというバットだったっけかな。このバット、色が黒系でカッコイイ。なんか強そうなバットだった。調べてみると高反発でバットに乗せて運ぶタイプのバッターには抜群に相性がいいとの事。
むらやまんからはFM09の打ち方はボールを擦り上げる感じだから硬式に向いています、と言われている。硬式に向いてるのはわかったけどじゃあ軟式には向いてないの?微妙な気がしてきた。
で、結局バットにボールを載せるというのはどういう打ち方なのだろう。調べてみたらこんなサイトがあって、サイトの内容的を要約すると
1.軟式と硬式は打ち方が違う
2.軟式で硬式の打ち方(ボールを擦り上げるように打つFM09の打ち方)をするとポップフライになってしまう
3.軟式では擦り上げずにボールに対して正面からバットを乗せるような打ち方をする
と書いてあった。
擦り上げると軟式のボールは柔らかいため変形してパワーロスをするのだそう。「ボールの軌跡に対して水平にバットを入れる」ことをバットに乗せるというそうです。みんな、わかったかな?
軟式用のバットはみんなボールを乗せて打つと飛びやすい設計になっているだろうことはわかった。FM09の打ち方はパワーロスがどうしても発生してしまう打ち方のようで困ってしまった。今さらボールを乗せる打ち方とやらが出来るようになればいいのだがナチュラルなスイングが今のスイングだから中々感覚的に難しいだろうなぁという気もする。
ナオミスターに言われた通り、わきを開かない打ち方は現在習得中で少し手ごたえを感じているが、ボールを乗せる打ち方とやらに転向するのは大変そう。いっしょにやると訳が分からなくなりそうなのでこれはまた後でだな、という感じ。ブラックキャノンMAXは見た目は格好良かったから誰か買ってくれないかな。ちょっと借りて打ってみたい。
等々、バットを見ていると、反対側の棚にスイング矯正バットが2種類置いてあるのに気が付いた。1つは角度の付いた羽子板の様なもの。もう一つは超長い柔らかいきりたんぽみたいなもの。
理論はやっぱりさっきの軟式は「バットにボールを乗せる」という打ち方への矯正バットのようです。結局インパクト時にバットの面が正面を向いていないと正面にボールが飛んでいかない、そのためにはドアスイングじゃダメ、というやつ。
名前はインサイダーバット。なんか株取引でやらかしちゃった的な名前。試しに打たせてもらったけど手持ち長さが短くてなんか使いづらい。打ってみたものの何かこうピンと来ない(辻監督を真似したわけじゃないですよ!)うーん、と唸るFM09のいまいちな反応に若メガネの室内光の白く反射したメガネがキュピーンと反応した。
なにか感じ取った若メガネ(先程伊藤くんとディープなグローブ会話をしていた店員)が、それでわ、とばかりに代替品を持ってきた。それが別ブログにも書いてあるこれ「インサイドアウトバット」。
これはなんかピーンと来た。ピーンと。辻監督じゃないけど。だから思わず衝動買いしちゃった。なんだかこのびよよーんってグネグネしている感じがツボに入った。ビビビと来ちゃいました。ほんと面白商品好きだな自分。
もうこれは本当に単に興味があったから、このバットでトスバッティングをしてみたかったから買った。心の赴くままに。
FM09がスイングする時にイメージしているのがこうゴムがギュッと縮んでぐりゅんと戻る感じ。実際はそうじゃなくてもイメージ鍛錬はそんな感じなんですよ。体がゴムみたいになってゴムをこうねじって力を溜めてゴムを開放して打つみたいなイメージ修行をしています(してないけど)。そのイメージからするとこのバットってイメージに近い動きをしそうな感じで単純にワクワクしたんです。このバットを使って練習してみたいと思っちゃったんだからもう止まらない。かっぱえびせん(古っ)ですよっ!
ということでFM09、インサイドアウトバットお買い上げ、となりました。
満足して戻ってみると、伊藤くんの顔に陰りがあった。ボルタレンが切れたのだろうか。話を聞いてみた。
「ドラえも~ん、違った、しぇんろ~ん、間違えた、FM09~。グローブ取りに津田沼まで戻りたいんだけど私を津田沼に連れてってぇ~」って言うんです。
はぁ?
はぁ?何言ってんのこのポンコツナビ。こんなCVくんだりまでわざわざ昼っぱらからきてグローブを持ってきていないだとぅっ!?
あり得ない。
片付けしていないグローブは試合で使わないから、大切な大切なグローブは宝石箱に入れて自宅に大切に保管してあるんだと。今日雨でマリンカップが中止になったから勢いCVに来たけどグローブを持っては来ていない。話を聞いたら結構手軽にグローブを片付けてくれるみたいなので今日グローブを片付けたくなった。そしたら2,3か月早く実践投入できるから。だからお願い、サミアどん!
とおねだりしてきた。
はぁ~。頭が痛くなってきた。
津田沼駅近の伊藤邸からマリンスタジアムへ、マリンスタジアムから湾岸習志野ICへ、湾岸習志野ICから松戸ICへ、松戸ICからレッドスタジアムへ、レッドスタジアムからCVへ、そしてCVから津田沼駅近の伊藤邸へ、ですか?
奇麗に円を描きますねそのルート。
め、面倒くせぇっ!
ならなんでマリンスタジアムからいったん伊藤邸に戻らずに湾岸習志野ICに行ったし!もうその時点でこうなるのわかってたでしょ!津田沼まで戻るんですかぁ?面倒くさいよ・・・。ほんと勘弁してよ・・・。
こういう時、自分がお人よしだと痛感する。結局一般道で津田沼駅近の伊藤邸へ戻ってあげた。まぁ伊藤くんには普段お世話になっているし、どうせ今日働きたくないし、どこに居ても一緒だ。CVにいようが、津田沼に行こうが。
で、津田沼に戻って伊藤くんが宝石箱からグローブを出してきた。顔がほっこりしている。嬉しそうだ。グローブひとつで気持ち悪い。バットならわかるが。
で? もう大丈夫だよな、もう忘れ物無いよな?なっ?行くぞ、CV、猫まっしぐら。
まぁ津田沼に戻った事で結果、伊藤くんの奥さんのさかや殿に挨拶できたからいいんだけどさ。ご迷惑をかけて申し訳ございません。ウチの旦那のオグタク、宜しくお願い致します、的な事を言われた。
なるほど旦那がFM09に迷惑をかけているという認識は奥様の方にはあるんですね、それならもういいです。充分です。報われました!
人の家庭の内情は知る由も無いけれど、伊藤くんを通り過ぎて行った、そして今通過中の奥さん達はちゃんとした人達ですよね。この人たちとの関係が破局するのって伊藤くんの方に問題があるんじゃないのかなって少し思ったり。
さて、そんなどうでもよい事はさておいて。
CVから津田沼駅近の伊藤邸へ戻る道すがら、そしてCVへ戻る道すがら、もう昼時だったので腹が減って腹が減って何でもいいから昼飯を食いたくなっていた。それは伊藤くんの方も同様だとは思うが向こうは今はグローブの片付けの事で頭と心が満たされていてほっこりしている。麻酔が効いているようなものだ。くそ、ひとりだけご満悦になりやがって。
CVから津田沼駅近の伊藤邸まで一般道で向かって分かったが、はっきり言って津田沼駅周辺以外はFM09のテリトリーでした。通常道路も抜け道も知り尽くしている。つーことで裏道をドリフトしながらCVへ。結果結構早く到着した。津田沼って案外近いわ。
ほんで到着するなり伊藤くんは若メガネの店員にグローブを片付けて始めてもらっていた。なんでも10分から20分で出来るんだと。FM09は暇なのでとりあえずトイレに行った。トイレでミラーズサードユニフォームの投票結果に変化でも無いもんかのぅ、とスマホを弄っていた。変化なし。もう投票する人は投票仕切ったようだった。つまらん。
で、ついでに用もたしたので手を洗おうと蛇口に目をやった時だった。FM09に衝撃が走った。そこには近鉄バファローズの伝説の助っ人外国人、ラルフ・ブライアント様がっ!
こんな所でブライアント様に会えるとはっ!これで今日の試合状況は5-2となった。一方的展開から反撃ののろしを上げ始めた感じまでは戻ってきた。もしかして今日、超運が悪いと思っていたけど案外良いのかっ!?
よく考えたらマリンスタジアムでのマリンカップが中止にならなければインサイドアウトバットという未知のアイテムに出会うことも無かったわけだ。もしこのバットでFM09のバッティングが激変したとしたら!?
マリンカップ中止はFM09のホームランバッターへの肥やしとして必要だったどころか、今日この瞬間の出会いが運命の分岐点だったという事になる。こういうのって妄想?ポジティブシンキング?でも気分的にはだいぶ盛り返してきているのも事実だよな。
とりあえずCVでの買い物を終えたので午前中にシャッターが閉まっていたレッドスタジアムに行ってバッティングとバッテリー練習をしよう、その途中で昼飯食っていこーぜ、という話になった。
さて、ここで問題です。
マリンが中止になる前は散々打ち上げはいつもの所で!とかなんとか話題になっていたが午前9時半ぐらいに「今日のマリンカップは中止です!てへぺろっ」っつー連絡があってから、打ち上げについては一向に音沙汰がない。普通に考えたらイベントが中止になっているのに打ち上げだけやるわけないジャン?となるわけだが、そこはミラーズ。そうとも言い切れないのだ。
いつもの所でとなるとおそらく焼き肉。焼き肉だけはイベント関係なく食いたいという人も居るわけで。打ち上げだけ行われる可能性って低くない確率であり得るのだ。野球だけ真面目にやっている人たちから考えたらちょっと信じられない話かもしれないが、他市、他町の歯科医師会に比べると真面目に練習をやっているのに真面目に弱い松戸歯科医師会野球部においては野球にかこつけて行われるイベントの方が主になっている感すらある。つーのも練習自体がデンタルカップにかこつけて行われているイベントと化しているのではないかとの疑惑があるから。
だってさ、硬式球で練習している日とかもあるんだよ。それってデンタルカップ関係ないでしょw
いや、楽しいから好きなんだけどさ硬球Day。
練習自体がイベントと化してしまった今、BBQなり、練習後の飲食なり、試合観戦なりが骨組みとなっていて、年に4回しかないデンタルカップなんて薄皮でしかない。
福島の有名なお土産、柏屋の薄皮饅頭ってあるじゃないですか。あれ、薄皮が主体だと思います?思わないでしょ?それと一緒です。
打ち上げがあるか無いかでは結構違ってくるんですよ、FM09達の昼飯が!
打ち上げが無い → 焼き肉を食べ放題で食べる → 打ち上げが無くても悔いが無い
打ち上げがある → 焼き肉食が連チャン → 打ち上げの焼き肉を美味しく食べられない
そこって重要な要素だと二人とも思っていたので伊藤くんにそれとなくLINEで話題にあげてみて、と頼んだところ難色を示された。
「そういう役割はFM09の十八番でしょ。みんな実は地味に気になっている事だと思うからうまくLINEで確認してくださいよ」とLINEでの発議をやんわりと拒否された。
「え・・・でもFM09、歯科医師じゃないからLINE上では前面にしゃしゃりでないようにしていて、そんなセンシティブな話題を最初にふるなんて恥ずかしくて出来ない・・・」と恥じらったら
「何言ってるんですか、いつもLINE上で連投しまくって嵐を巻き起こしているじゃあないですか、今さらカマトトぶっても意味ないですよ、さ、早く!」と脅迫されてしまった。
ちっ、バレてやがる。仕方あるまい。でも打ち上げの焼き肉の話題だけを振るのは流石に食い意地が張っていると思われるのでナカザーの名推理を踏み台にすることにした。ナカザーはCV店内の写真だけで鎌ケ谷に居る事を見抜いていた。これに乗じてあくまで自然に疑問を呈するという話の流れに持っていくのがいいだろう。
「そーです、鎌ケ谷です。良くわかりましたねナカザー!」
うん、前振りとしてごく自然だ。このまま本題になだれ込む。
「ところでこれから焼き肉ランチしようと思うのですが、今日はさすがに焼き肉も雨天中止ですよねぇ・・・?」
嗚呼、自然、ナチュラル。違和感なしでLINE上で疑問を呈する事ができた。他の人だってここ聞きたかった部分だと思うしね。
だがしかし、誰からも反応が無い。まいったな、これじゃ昼飯食べられないよ。いつもの流れだとキャップかツカポンタンかえふわらんあたりが反応してきてくれるんだが・・・。
30分くらい経過したその時だった。
ピンコーン!と伊藤くんのオカメインコぺリアとFM09のギャラクシーが同時になった。
「ミラーズLINEの予感!!」目配せして画面に目を落とす伊藤くんとFM09。
そこにはマリンカップのために有給を取ったのに、ただのお休みになってしまったしまじろうからのLINEが。
「焼き肉ランチですと?(笑)」
何、こちらの意図に肩透かしを食らわすようなLINEツイート。
しかも(笑)って何だよっw
肉やBBQの時に反応してくるとはさすがしまじろうという感じ。でもね、今欲しかった反応は今日打ち上げやるとかやらないとかの確証なんだよね。うん、でも反応してくれただけありがたいよ。事実、このしまじろうの一見なんの意味も無い「焼き肉ランチですと?(笑)」という反応が呼び水となってつかぽんたんの「キャプは松竹苑行くのかなぁ?私はまだ検死」えふわらんの「キャプはマリンより、そっちがメインだからね」と確信に近づいてきたし。しまじろうの「社長と伊藤さんと2人で焼肉ランチですか?うらやましい」という反応を見ると、やっぱりキャップとしまじろうは焼き肉好きなんだね。さすが兄弟。FM09は肉より炭水化物なんだよね。肉も美味しいけどさ。
でも結局このやり取りがLINE上で始まるまで40分。そんなの待ってられるはずない。40分後時点でも結局結論出てないし。待ってなくて良かったよ。
この問題提起をするためにウェルシアでパンやら菓子やら購入し、しばし反応を見たけど反応がなさそうだったのでそのまま安楽亭に行った。
昼から旨そうな肉が焦げる匂いが店内に充満している。ここは天国だ。
伊藤くんはいつもの如く、ランチカルビ定食。35歳だからまだまだカルビ。若い若い。
FM09はいつもの如く、なんか3種盛り定食&医師焼きビビンパ。カルビとロースと豚肉だったかな。肉よりご飯多めの炭水化物定食。だから筋肉じゃなくて脂肪がつく。わかっちゃいるけどやめられない。ご飯と麺類とブラックシュワシュワはFM09のパワーの源。
空きっ腹だったしめちゃくちゃ美味かった。
あ、試合経過をかかないと。今日の試合5-3になった。焼き肉で満足できたからまたまた1点追加。
食べ放題にしなかった理由は打ち上げの有り無しが不明だったから。これで打ち上げが無かったら、夜絶対に松竹苑の夢をみるだろう。
さて、腹も無事満たされたので、レッドスタジアムへと向かう伊藤&FM09一行。
五香から八柱、八柱からみのり台、みのり台から消防署の方へ行って、再び訪れたレッドスタジアム!開いてる!レッドスタジアムが開いてるよ!ただ当たり前の事に喜びを感じる不思議。とにかくマリンスタジアムでのマリンカップが中止となった今日、念願の運動ができそうだというだけで、それだけでただただ嬉しい。しかも初レッドスタジアムという感慨もおまけ付きだ。
人工芝の床に網が垂れ下がっていて3レーンのバッティングゾーンを形成している。
ふむふむ、なかなか。なんかオヤジが整備していたので中に入ってオヤジにバッティングをやりたいことを伝えると2階へと通された。受付は2回らしい。なんか秘密基地みたいで面白い。バッティングは30分1500円の打ち放題、ブルペンピッチング練習は30分500円なんだと。価格設定がリーズナブル。なんで今まで使ったことなかったんだろう、これならちょくちょく練習できるじゃないか。しかもコーチも付けられるとか。ここで秘密特訓とかなんかカッコいい。
まず最初に30分1500円のバッティング練習を注文した。他に客はいない。伊藤くんとFM09の貸し切りだ。ワクワクしてきた。
バットからグローブからキャッチャー用品から一通りの野球道具が揃っている。キャッチャーミット、キャッチャーマスク、キャッチャーヘルメット、レガース、プロテクターとキャッチャー用品も一式置いてある。
なんて用意が良いんだ。後でこれらを身に着けて、初めて伊藤くんのブルペンキャッチャーとして伊藤くんの球を受けてみる事になる。伊藤くんと野球をやって9年位立つが、ピッチャー伊藤の球をキャッチャーFM09が受けた経験はない。初めての事をする時ってなんでこうワクワクするんだろう。伊藤くんのストレートは速いし伸びる。スライダーも凄い曲がるとえふわらんが褒めてた。カーブもある。キャッチャーとしてピッチャー伊藤と向き合って座った時、どんなボールの軌跡で飛んでくるのか、それをキャッチングするってどんな感じなんだろうか。楽しみすぎる。まぁまずはバッティングからだ。
実はFM09、打ち放題のバッティングセンターは何気に初体験。いつもゴルフの打ちっぱなしみたいに打ち放題のバッティングセンターがあるといいなぁと思っていた。30分という時間制限はあるが、フルスイングを2時間もし続けられるはずも無く、ちょうどいいのではないだろうか。とにかく打ち放題は初めてなので非常にワクワクしてしまう。
早く打ちたい気持ちをぐっと押さえてまずはお手本を見せてもらうために伊藤くんのバッティングを横から見る事にする。横から観察できるのは中々良いね。普通のバッティングセンターだと横からは観察できないから。
伊藤くんのバッティングをじっと見る。ひたすら見る。後ろからも見てみる。色々な角度から見てみる。うん、わからん!
わからんなりに伊藤くんのバッティングは構えがからだの中心軸に近いのがわかる。そして自ら言うように左足に体重が移動した上でインパクトを迎えているのがわかる。
伊藤くんはどうしてこういうバッティングフォームにしたのだろうか。FM09的バッティングフォームのイメージはバットのスタンスはもう少し右肩よりな感じ。中央にバットがあるとインパクト前のバットの引きの距離が長くなってバットコントロールしにくくなるイメージが漠然とある。あくまでイメージなのでそう想像するだけなのだが、念能力と体の動かし方はイメージ修練が大切で自分がそう思っていれば能力や体の方がついてきてくれる気がするのでそうしている。FM09が強化系統なのでそこらへん、へんに頑固です。
でも伊藤くんが体重移動と対角線の動きと、説明通りの体の動きをしているので伊藤くんは伊藤くんで自分の理想の体の動かし方をしているようで。自分を理解して体を動かすって大切だよね。人それぞれなんだから。
伊藤くんのバッティングを見てたらはやくバッティングがしたくなってきた。マリンスタジアムのマリンカップ中止のうさを体を動かしてはやく晴らしたかった。
FM09がうずうずしているのを感じたのか伊藤くんが「そろそろ変わります?」と言ってきたので交代。今度はFM09が打ってみる番。いよっしゃ、一発狙ったるで、ホームラン!
打席に入ってみると目の前にはアーム式のバッティングマシーンとボールを投入する赤館親父、ネットの外には伊藤くん。
あー、良いですねぇ。
特訓って感じ。FM09特訓とかしてみたかったんだよ。特訓で必殺技とかを習得してみたかったんだよ。くらえっ、俺の必殺技、ライジングインパクトギャラクティカライトニングギガスラッシュマグナム!とかね。
おそらく必殺技名詠唱しているうちにキャッチャーがボールをキャッチャーしてるなけど。
と、妄想はいいが、なんかバットがボールに当たらない。
なんかアーム式のバッティングマシーンの間が独特でワンテンポずらされる感じ。これはあれか!ストレート狙いのカーブ投げ的なものを想定している!?
バスケで言うと、ミラージュシュートかファントムシュートを防御側で食らっている感じ、わかるかなこの絶望的な感覚。
バットをボールがすり抜けていくんですよ。消えるんです。確かにボールの軌跡にバットを差し込んだはずなのにバットが空を切る。レッドスタジアムのバッティングマシーン、強敵すぎ。
ブンブン丸過ぎるので気合いを入れ直すため、伊藤くんに代わってもらうことに。
「驚きましたよ。まさかこんな松戸の辺境のバッティングマシーンにこの私が第2形態への変身を余儀なくされるとは・・・まぁ良いでしょう、まだ私はあと2回変身を残していますからね。この意味がわかりますか?もうあなたはおしまいということです。
冥土の土産に第2形態位はお見せして差し上げましょう。大サービスですよ、力の差をたっぷりと思い知らせてあげますよ」
悔し紛れにレッドスタジアムのバッティングマシーンに捨て台詞を吐き、バッティングZONEから退出するFM09。白プリに戻り何やら準備を始めると、それを持ち室内に戻る。デュアリグのジャンパーとトレーナーと長袖のシャツとTシャツ(だいぶ厚着ですな)を脱ぐとコンプレッションアンダーを着て、持ってきた帽子とユニフォームに着替えた。森のユニフォームを着るのはブルペンキャッチャーをする時だから、今はこの2つのどちらかを着る事にする。さて猛牛になるかツバメになるか・・・。
プロ野球ユニフォーム姿で破壊的打撃をみせるか、マスコットキャラクター姿で破壊的打撃をみせるか。前者はカッコいい、後者はシュールとどっちも魅力的な画が浮かぶ。迷うなぁ。
散々悩んだ結果、せっかく特注した近鉄バファローズ60番、FM09のユニフォーム(上着のみ)を無駄にするのももったいないため誰も見ていないこの場所だが披露する事にした。誰も見ていない事は無いか、伊藤くんが見ているか。近鉄バファローズのレプリカユニフォームに着替えるFM09。時間が勿体ないので上着だけ。実は今回のマリンのために、近鉄バファローズの選手支給のズボンまで用意していた。リアル感を増すために。そしたら中止。もうアホかと。
着心地は中々良い。前回のマリンカップで着たユニフォームよりもゆったりとしているのでピチピチではない。往年の近鉄バファローズの選手みたいな感じ。昭和だ。でも俄然やる気が出てきた。やっぱり自分のファンチームのユニフォームを着るとやる気がダンチですよ!FM09にとっては埼玉西武ライオンズと近鉄バファローズ(共に打撃バカチーム)は別格です。さて、レッドスタジアムのバッティングマシーン。いい気になるのはここまでだ。FM09の猛牛打線爆発をお見舞いしてやるぜ!
伊藤くんがボルタレン無しの打撃を続けたせいで手のひらのマメを潰してリタイヤ気味になっていた。手のひらにマメがあるなんて、なにその青春設定。うらやましい。FM09は野球の時の能力発揮アイテムはバットだが、仕事の時の能力発揮アイテムはPCなのでマメの作りようがない。PCのキーボードをいくら高速で叩こうともマメなどできない。可能性があるのは腱鞘炎と指の痙攣位だ。たまにPCのキーボードをぶっ続けで数時間高速タイピングした時なんか、指が勝手にピクッピクっと動いて気持ち悪い時があるがそれとは全然話が違うね。すいません。
再びレッドスタジアムのバッティングゾーンで構えて打撃を再開する。先程よりかは打球がバットに当たる。バスケで言うとミラージュシュートかファントムシュートを防御側でさんざん食らい続けた笠松がファントムシュートの攻略法を見つけて無敵のシュートを破ったって感じ。わかるかなこの黒子のバスケ的感覚。
一度タイミングを攻略してしまえば相手は機械。その後は正面へ良い打球が飛ばなかったとしてもほぼボールを前に飛ばす事が出来るようになった。なんだ余裕じゃん。やっぱり野球をするときは格好から入らないとダメなんだよ。野球の時にランニングの格好をしているとどうもこう気分が乗らない。殿とか(これトノ以外にシンガリって意味もあるのね、初めて知ったよ)むらやまんはランニングというかエクササイズ的な格好で練習をするじゃないですか、ミラーズの。あれで普通に力を発揮できるのはやっぱり野球に費やしてきた年月が長いからなんだよ。普段から常時低レベルの界王拳状態に入っている感じ?FM09は最近は別として野球に費やしてきた時間が完全0だから常時低レベルの界王拳状態を作り出すやり方を知らない。だから野球をやるぞって格好をした時にそのスイッチをやっと入れる事ができる。あと試合と同じ格好をしていないと練習って意味ないんじゃないか、本番と同じ条件に慣れておかないと意味ないんじゃないかって考えちゃうのもある。だって本番の時に短パンで野球やらないじゃん。短パンの方が動きやすいけど、本番動きにくくなったら練習と条件が違うから上手く行かないよね。そこを埋められるのが経験者、そこを埋められる器用さが無いのが初心者って事なんだよ。
納得のいく打撃も徐々に出始めて気分が良くなってきたあたりでラスト5球だったかな?オヤジの掛け声があった。あー、楽しい事をしていると時間の経過が早い。いつの間にか近鉄のユニフォームと帽子が汗だくになっていて闘気が上がっている。いつもの如くメガネが曇る。最後ラスト1球が中々まともに当たらなくて結局そこからエクストララスト10球ぐらいチャレンジして良い当たりがでてバッティング終了となった。ふー、いい練習になったぁ。
レッドスタジアムの打ち放題打撃を終えての感想。
1.バッティングマシーンへのボールの供給をオヤジがせっせと手動でやってくれるところが一緒に練習してる感じで部活っぽい。オヤジがスマホを弄っていてボールの供給を忘れるとアームが空ぶるのがご愛敬。3レーンあるのだが3レーン同時に使った場合、オヤジがあと2人出てくるのかという疑問を感じた。
2.バッティングを終えた時、足元のゴムシートが70度くらい回転していた。なんでだろう。足の踏み込み方が変なのだろうか。
3.速度100kmのボールはそんなに速くないから、バッティングセンターの速度、いつもFM09は90キロでやってるんだけど100キロもいいかなと思った。
4.30分で1500円が高いのか安いのか結局わからず。1分間のボール射出数を計測しておけばよかったよ。
5.スピードガンがあった。あれ欲しい。
という感じ。
いやー、ほんと、いい汗かいた。
やっぱり運動って最高!今日の試合、この時点で5-4。打ち放題バッティングマシーンで打ちまくって大満足。
次は念願の伊藤くんとブルペンでピッチャーキャッチャーごっこをやるのだが気になる点が一つ。先程のバッティングで伊藤くん、手のマメを潰したとの事。まともなピッチングが出来るのだろうか・・・。本人に聞いてみるとマメを潰したのは左手だからピッチングには影響ないから大丈夫!という返事だった。良かったぁ。今日のマリンカップでキャッチャーやってみようと思ったくらいだから、バッティングと同じくらい、もしくはそれ以上に伊藤くんのブルペンキャッチャーをするのを楽しみにしていたんだよ。
大伸会野球部でキャッチャーをしてきた人は高尾先生、加藤先生、穂刈先生、伊藤くん、とあと誰かいたっけ?
印象では高尾先生が三国先生とほぼペアでバッテリーを組んでいた記憶がある。高尾先生はキャッチャーとファーストをよく守っていたっけ。ミラーズで言うとつかぽんたんと同じ感じのポジションだね。野球をよくわかっている人はキャッチャーとファーストをやる傾向があるのかな?っていうか書いてて気が付いたけどキャッチャーとファーストはグローブがほぼ同じパックングローブで後ろにボールを逸らしてはいけないという2点で共通点があるね。だからキャッチャーやってる人はファーストポジションも兼務する事が多いのかな。
加藤先生は打って良し、投げて良し、守って良しの何処でも出来るスーパーユーティリティープレイヤーだから当然キャッチャーもやっていた。どこでもできて一定以上のレベルがあるってスーパーユーティリティープレイヤーとして最強だよね。超うらやましい。
穂刈先生は伊藤くんとつるんで遊んでいた事が多かったから、遊び感覚で野球でも伊藤穂刈ペアでバッテリーを組もうぜ!という流れでキャッチャーをやっていた(と勝手に認識しているがおそらく違う。けどこのブログ上ではそういう設定にしておく)キャッチングは一番下手だった。なんでキャッチャーをしているのか不思議なくらい。体は大きいから捕球範囲は広いはずなのに前述2人に比べてド下手だった。もともと陸上競技の人だし、野球素人だとやはり経験者と比べて数段見劣りしてしまうという厳しい現実はFM09にも突きつけられている問題でもある。それでもいっしょにバッテリーを組みたいから伊藤くんが一生懸命育てようとしていたが穂刈キャッチャーは開花しなかった。そのかわり穂刈先生はバッティングが開花した。大伸会野球部の4番を打っていたこともあった。体も大きいしこのまま成長していったら凄い4番になりそうでワクワクしていたら大伸会野球部の活動が停止してしまった。野球をやる機会がなくなった穂刈先生の咲きかけた才能の蕾は完全に閉花していたのを数年前の大伸会野球部とミラーズの練習試合で確認した。うわー、勿体ない。特に野球に未練もなさそうだったので本人的には全然問題なさそうだったので別にいいのだが、期待していたので残念でならない。どうせ野球やらないなら伊藤くんより大きいその背丈をくれ。穂刈先生くらい背丈があったらFM09もうホームラン打ってるよ・・・。
FM09定期的に1年間ぐらい全然打てなくなる沈黙期間があって、穂刈先生がガンガン打っていた時にちょうど2年位沈黙期間でベンチから声出してみんなの応援していたのをふと思い出す。ベンチで声出して応援してる時にファインプレーが出たり逆転とかした時は凄く嬉しかったのを覚えている。ショートの得能さんとかFM09の声良く聞こえるからなんか力になるって言ってくれたりしてね。懐かしい。あの時の穂刈先生は輝いていたなぁ。外野に打球を飛ばしまくっていて羨ましかったもんねぇ。FM09全く打てなくなる時期が定期的に来てそれもけっこう長期間続くん、なんだかよくわからないけど打てないのが来る。野球バイオリズムの浮き沈みの波が激しいんだと思う。
あの時はもう40位になったから加齢で体が動かなくなってきたんだろうな、とかイチローが動体視力が落ちてきてボールを捉えられなくなっちゃったみたいに同性代のFM09も同じなのかなーって勝手に歳のせいにして寂しく思っていたんだけど、それより歳とった今はそんな事、全然思わないからあれはなんだったんだろうって感じだ。そりゃ昔より(*´Д`)ハァハァと息が切れるようにはなって来たけどバッティングの感覚はあんまり変わらんな。来た球を打つ。それだけ。シンプル。打席では毎回必ず3回チャンスがある。そのうち一回をものにすればヒットだ。3回中1回なら打つ自信あるし。根拠?根拠って必要かな。そう思うんだからそうなんだよ、FM09の中ではな!
こうして楽しい打撃が夢の跡。バッティングゾーンに無数に散らかった軟式ボールを片付けてオヤジに渡す。そして次はブルペンを借りて投球・捕球練習をする旨を伝えた。じゃあ今から30分ね、という事で念願の伊藤くんにピッチャーをしてもらってFM09がキャッチャーをするブルペン練習がスタートした。
ここでしまった!と思ったのが、まだキャッチャーの準備を全くしていない状態でブルペンを借りた事。キャッチャーってもの入りジャン?準備に時間がかかるんだよ。この時間ってもう30分のうちに計測されているのかな?誰も客がいないんだから準備が出来てからブルペンを借りれば良かったと後悔した。本当は森のユニフォームを着てキャッチャー気分を盛り上げようと思っていたんだけど時間も無いし近鉄のカッコでいいやと。それより速く伊藤くんの凄いボールを受けてみたかったし。
普段のキャッチボールをしていて思うけど伊藤くんが投げる球は他の人よりも伸びが合って若干速い。だからキャッチャーとして座っての捕球がどんな感じになるのか楽しみなんだけど、それだけに怖い。
キャッチボールの時は体を逃がせばボールに当たらないけど、キャッチャーはボールから逃げてはダメだし、そもそも直ぐには動けない。だから防具をてんこ盛りで装備して捕球するんだし。怖いけど伊藤くんが本気で投げたボールを捕ってみたいので準備を万端にしないと心が弱いFM09は絶対に逃げてしまうのでキャッチャーフル装備で挑む準備をした。こんなブルペン練習でチンカップまで付けるという念の入れよう。スライディングパンツのポケットにチンカップを挿入してそれを穿く。ジーパンを脱いでマリンカップのために仕込んでいた近鉄リアル感アップ用の選手仕様ユニフォームパンツを穿く。ちゃんと大切な部分がしっかり守られるようにズボンの上からチンカップの位置調整もする。よいしょっと。はい、セット、完了!ポジショニング完璧。これで伊藤くんの剛速球が股間にヒットしても大丈夫、なはず。とにかくね、性格が臆病で引っ込み思案で無意味に怖がりだから怖いんだよ。だから過剰に準備しちゃうの。他の人はどうしているんだろうか。痛いの苦手だからちょっとホント怖い。そしてプロテクターを装着し、キャッチャーヘルメットを装着し、キャッチャーマスクを装着し、レガースを装着し、準備は完了した。ここまですればあーんしん、Dルーム。ダイワハウス。
ここまで完璧な格好をしたのでボールが体に当たる事に対しての恐怖心はほぼ無くなった。後は伊藤くんのボールを後ろに逸らさないように捕球を楽しむだけだ。
最初は立ったままキャッチボールをして徐々に距離とって速度を上げてから座っての投球と捕球をしましょうという話になった。そういう所、ちゃんとしてるよね。段階を経てちゃんとピッチングへ向かうように順序だてている。野球経験者的には当たり前の行為なのだろうけど、こちらからしたらいちいちそういうもんかと、感心する事ばかりだ。
座りさえしなければ結構速いボールでもそこそこ捕球はできる。見えてないわけじゃないし。というか割と見えている。昔バドミントンでとった杵柄とでもいうべきか。バドミントンってスマッシュを受ける時に着弾までの時間がほとんどないんだよ。だから相手のスマッシュポイントと体勢からどこら辺に着弾しそうかをある程度予測する。そしてシャトルを見ながら予測着弾地点へとステップワークで自陣中央から1,2歩で到達する。そこはもう0.1秒単位の反射神経なんだよね。野球とは違うけれどシャトルを目で捉えられなければ拾う事ができないのとボールを目で捉えなければ打ち返す事が出来ないのは全く一緒。目で捉えられたらあとは体が動くかだけ。
むしろ問題は捕球より返球だったりする。基本ノーコンなんで伊藤くんに返球する方が苦戦したりする。ここなんとかならないかな、本当に。
そして伊藤くんが土で出来たマウンド付近まで下がり終えたのでブルペン投球をいよいよ開始する事となる。うー、いよいよだ、ワクワクするねぇ。FM09が腰を落として座る。さあ来いっ!
まずは軽いストレートが投げ込まれてくる。軽いと言ってもFM09が投げるキャッチボールよりはこの時点でもう速いんだけどさw
スパンッ!
キャッチャーミットがいい音が響かせる。くーーーー、この感覚、この音。気持ちいいよ、やっぱ。このパックングローブはボールを捕った時にほんと気持ちいい。なんていうんだろう。収まりが良いんだよねぇ。それとあの形状が良い。
ミトンというか、カニの爪というか、ピロシキというか、アップルパイというか。プクッと膨らんだ部分に具が入ってる焼きたてパンみたいな形状してるじゃないですか、色も茶色だし。なんか親近感がわくんですよ。
あと普通のグローブよりも肉厚なんで痛くないかも。
出だし、中々捕球に調子が出ない時点ではストレートですら後ろに後逸したりしてしまう。あー、ごめんごめんとボールを捕りに行く。その時に気が付いたんだがなんか子供が2人、伊藤くんとFM09のブルペン投球を少し興味ありげに見てる事に気が付いた。
なんだこの子供は。オーナーの子供?孫?近所のガキ?よくわからないがボールを拾ってくれる。ありがとう。なんでボールを拾ってくれるのかわからないけど。ゴメンね、オジサン下手なのよ。ネットの向こう側だから危なくはないけれどそこら辺に居るとしょっちゅう小間使いさせられるぞ、先に言っとくからな。
伊藤くんの球速が徐々に上がってくるがストレートなら大体大丈夫。慣れてきた。基本FM09キャッチャーはスロースターターだから最初に後逸を連発するが慣れてくると徐々に盛り返していく。キャッチャーミットで受ける伊藤くんのストレートが気持ちいい。
「じゃ、カーブ行きますね!」とカーブを投球に混ぜ始める伊藤くん。カーブが来た。おおっ、縦に落ちる感じで曲がる!(あってるか、この表現)
キャッチャー座りしながらボールを見ると、ボールの軌跡が良くわかる。確かに曲がっている。うーん、楽しい。カーブは捕球に特に問題は無かった。ストレートとカーブのミックスジュースをしばし楽しむ。
「じゃ、スライダー行きますね!」。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
遂にえふわらん推奨の伊藤くんのスライダーをFM09がキャッチャーとして受ける時が来た。ドキドキしてきた。どんなボールが来るのかワクワクしながらキャッチャーとして構えていた。
そして伊藤くんの投じた球は右斜め下に先程のカーブよりも横スライドする幅が大きく右下地面付近に落ちていった。ミットで追ったものの、当然後ろに逸らし、小間使いの子供たちに拾ってもらう。まだ世の中の邪悪に染まっていない純粋な瞳が社会に揉まれて薄汚れちまった曇り眼のFM09を覗き込む。ほんとありがとうな。こんなダメなオジサンでごめんな!迷惑ばかりかけて・・・。拾ってもらうたびにこの子供たちにチップでもあげたい気分だよ・・・orz
その後、ストレート、カーブ、スライダーを織り混ぜられた投球を受け続けるFM09。なんかやっぱりスライダーが一番難しい。右下地面付近で捕球するスライダーは左キャッチャーミットだと反対側まで腕を伸ばして捕球するためどうしても捕球地点へミットを移動するのに時間がかかる。しかも地面が近いのでミットの構え方が難しい。左手の親指がじんじん痛い。右下スライダーが一番捕り辛かった。
それでも全力ではないにせよ伊藤くんの威力のある投球にそれなりに対応できたし、右下地面すれすれのスライダーもスパンっとミットに気持ち良く捕球出来る事も多く、慣れてくればイケそうな手ごたえはあった。現時点でも割と自然に腕が捕球場所へと無意識に伸びるのでもっともっとキャッチャー的な動作を練習したら、これはひょっとするとひょっとするかもという予感を伊藤くんに漂わせることが出来たと勝手に思っている。レガースを着けた動きがまだ慣れなくてあのレガースで膝を地面に着くという膝をついているのに痛くないし少し浮き上がってるような不思議な感覚がこなれていない。ここがこなれてくるとキャッチャー的な動きに迷いが無くなってくる気がする。
いやぁ、それにしてもキャッチャーってやっぱり大変。ブルペン練習中、メガネが曇ってきちゃったんで伊藤くんの勧めでキャッチャーマスクを外したらすぐ曇りは捕れた。だけど脱いだキャッチャヘルメットからは滝の様な汗が流れ落ちてくるし、プロテクターもFM09の汗でぐしょぐしょ。バッティングの時とは比べ物にならない闘気が吹きあがっている。もはやFM09、動く人間型沸騰加湿器みたいだ。
あー、でも楽しかった。子供達には「なんでこのおっさん、ただのブルペン練習にキャッチャー防具フル装備で受けてんねん。けったいなユニフォームも着てからに。昭和かっ」みたいに思われていたかもしれないけどマリンスタジアムで披露するはずだった八千代の近鉄好きの先生に見てもらいたかったFM09、60番の近鉄バファローズのユニフォーム姿でバッティングもブルペンキャッチャーも出来たんでもう最高の気分で初レッドスタジアムの奮闘を終える事ができた。本当に楽しかった~。
今日の試合、この時点で遂に追いついた!5-5の同点!! 試合がふりだしに戻った。
朝っぱらから津田沼くんだりまで出かけて、マリンカップが中止なんてひどい仕打ちを受けたけれど、ついにイーブンに戻った。もう充分堪能したから今日というスポーツDAYに悔いはなし。最高のスポーツDAYだと胸を張って言えるよ。
汗だくの近鉄バファローズ姿のキャッチャー、60番、FM09がキャッチャー装備を気だるそうに外していると、知らぬ間に現れたレッドスタジアムの客に「あのー、白プリが駐車場の区画ド真ん中に止まってるんで車が1台入れないんだけど。至急移動してもらっていいっすか?」と苦情を言われてしまった。
あー、そういえばさっきガラ空きだったから駐車場テキトーに停めたんだったよ白プリ。大変申し訳ない、そこらへん非常にいい加減何でFM09。30分ブルペンを占有した料金500円(これ絶対破格だよね)の支払いを伊藤くんに任せると、FM09は汗だくのキャッチャー装備を元に戻して、先程脱いだトレーナーや長そでシャツやTシャツやズボンなどを急いで拾い上げて白プリを移動した。他の客に悪いからと出来るだけ急いで片付けたんだけど、これのせいで後々めんどくさい事が発覚する。ま、この時はそんな事になるとは全然気が付かなかったんだけど。そういえばあとから考えたらバッティングゾーンを使う時に、あれだけ別の場所に放っていたっけ。
既に5時近くになっていてレッドスタジアム周辺は闇に包まれていた。近鉄バファローズのユニフォームを着た格好のまま車を運転するわけにもいかないので駐車場を開けると隣のビル前に車を停車させ、近鉄バファローズのユニフォーム上を脱ぎ、シャツを着る。そして暗闇を良い事に近鉄バファローズのユニフォーム下も路上で脱ぐ。もちろん車と建物の間でだが。スライディングパンツとチンカップを無造作に脱いで車内に放り、ボクサーパンツ一丁になってるところで会計を終えた伊藤くんがレッドスタジアムから戻ってきて鉢合わせした。
「うわ、こんなところに露出狂がっ!!」なんて突っ込んでくる。よく見たくは無いだろうがよく見ろよ。ちゃんとパンツ穿いてるだろ。伊藤くんだって松戸運動公園で真っ昼間にスライディングパンツ一丁で着替えてるくせに、白々しい。まあ確かに遠目には下半身の下着など上着と一体化するので、露出狂に見えなくもないかもしれなくもない(どっちだ)が、脱がないとジーパンはけないじゃん。ていうかレッドスタジアムに更衣室ってないのか?
という感じで本日最大のイベント、レッドスタジアムでのバッティングとブルペン練習を終えたため、さてどうするか、という話になった。このまま伊藤くんを駅へと送り届ければいいのだが、なんかもう少しバッティングをやっていこうという話になった。丁度ナカザーからLINEで豊四季ドームに来ているハルっちの画像が送られてきたので、じゃあ豊四季ドームに行って硬球を打とうという話になった。ナカザーがハルっちをスパルタで鬼特訓しているのではないかという話題やレッドスタジアムでの練習は中々良いので、定期的にブルペン練習などをしてスーパー投手と4番キャッチャーの誕生と行きますか!などとウィットに豚だ会話をしつつ豊四季ドームへ。
ナカザー親子に会えたら面白かったのだが、流石に1時間も前のLINE投稿では居るはずも無く会えなかった。残念。
伊藤くんが手のひらのマメを気にしていたのでバッティンググローブならマリンスタジアムで使うつもりだったから持ってきてるよ、使う?って聞いたら「じゃあ、なんでレッドスタジアムで使わなかったんですか!間抜けですか!?」と突っ込まれてしまった。だってFM09まだバッティンググローブに慣れてないんだもん・・・。あんまり積極的にはグローブはめてバッティングしようって気が無いんだよなぁ。とりあえずマメ保護のためFM09のバッティンググローブを伊藤くんに貸してあげた。不思議な事にあれだけ使うつもりのなかったバッティンググローブをいざ貸してみると、自分も使いたくなるのは何故だろう。本物のSSKのバッティンググローブは伊藤くんに貸してしまったのでFM09はもう一つ持ってきているホームセンターで売っている段ボール運び用のイボイボグローブを着けてバッティングをすることにした。台所用のビニールグローブに毛が生えたようなものだが、グリップ力は実はこっちの方があるんだよねぇ。
どのバッティングレーンも人はまばらで直ぐにバッティングができる状態だった。伊藤くんが奥のバッティングゾーンを選んだためそちらでバッティングをすることに。こうして本日ラストのスポーツDAYイベント、豊四季ドームでの硬式&軟式のバッティング&バッティング指南が始まった。
ドヤ顔でバッティングゾーンに入っていく伊藤くん。硬式球を打つんだと。はい頑張ってね。FM09は伊藤くんのバッティングから何か掴むためゲージの外からガン見する。バッティングスタート!
硬式球の黄色いボールが飛んできて伊藤くんがそれを打つ。草野球の強豪チーム「赤羽シャークス」の一員である伊藤くんのバッティングを見るのは今日2回目。
レッドスタジアムのタイミングの取りにくいバッティングマシーンより豊四季ドームスタジアムの方が伊藤くんの真価を見られるのでワクワクしていたのだが何か痛そう。ボルタレンを切らしている伊藤くんは硬球の衝撃をまともに体に感じるようで一球一球なんか痛そうな動作を見せる。見ているこっちが痛くなってくる。軟球にするか、ボルタレンを投与するかどちらかにしてほしい。痛そうだなと思っているうちに19球終了。これではバッティングの研究が出来ない。
次はFM09の番。硬式バット84cm、重さ780gの金属バットを選択。これコカ・コーラキングと同じ長さと重さなのよ。コカ・コーラキングの疑似打席としては絶好!
伊藤くんは100kmの球速でやってたみたいだけどFM09は速度を90kmに調整。そしてボールは2段階高めに。ココ重要ですよ、試験に出ます。そしてスタートボタンを押す!
100kmでも打てることがわかったが、あえて速度を遅めにしたのはナオミスターの腋を締めるバッティングフォームを習得しようとしているため。意識して体が開かないように&両脇がパカッと開いてしまわないように腋をキュッと占めてスイングする事に体を慣らしている最中なのでそこに意識が集中できるように90kmにしたのだ。
ボールが飛んできてそれを打ち返す。
あれ?ボールが白い。あ、硬球に変更するの、忘れてた!くあぁ。
しょうがないから軟球を打ち返していく。腋を開かず、インサイドアウトを意識してバットを動かす。ほんとうは自由にガンガン打っていたいのだが、そういうフリースタイルでは柵越え一歩手前までしか行かなかったのだから仕方ない。自分の限界を感じた時、その限界の壁を前に諦めて戻るか、壁を登るのかの決断を迫られた時、壁を破壊して前に進むことにしたのだからここは我慢のしどころなのである。バカの一念、岩をも通す。岩を穿つ雨だれのように、FM09は愚直にホームランを狙っていくと決めたのだ。
レッドスタジアムに比べると投手の姿が液晶に映し出されるので格段に打ちやすい。打ちやすいのだがこのレーン、左投手なんだよ。う、打ちにくい。伊藤くんは赤羽シャークスの試合を想定してわざと打ちにくい左投手のレーンを選んだのだろう。余計な事を・・・。FM09が所属する柏南部リーグ所属のファミールに、そんな打ちにくい投手は出てこない。たまに中学生だの高校生だの大学生だの就職1,2年目のフレッシュな選手が出てくるが基本、50代から80代のおっさん&じいちゃんの面々のリーグだ。左投手練習とか無意味とは思いつつ、どんな投手相手にもホームランを打てるようにならなくてはダメなのもわかってるから頑張るさ。
左投手だとクロスファイア(ベースの右から左へ抜けて自分の体に迫ってくる?)軌道を描くボールが来るのでFM09が苦手な内角球が自然多くなる。なので最初の19球はレッドスタジアムに比べると打ちやすいんだけどあんまり良い当たりが出なかった。でもこの宅急便用の段ボールを運ぶ用のホームセンターイボイボ手袋はその外見に反してバットを握りやすい。グリップ力が半端ない。いい感じでバットを振れるので調子に乗って振っていたら左手の皮が剥けてしまった。凄いグリップ力だ。手のひらの皮を剥くとはっ!ちょっと痛いけど大丈夫。この程度、まだバッティングに影響などさせるかっ!ガンダムで言うとまだメインカメラをやられただけ。全然OKだ。
剥けたのは左手親指第一関節下の内側。ベロンと向けてヒリヒリする。普段皮がある所が剥くのだからそりゃ痛い。皮の下の肉が赤く露出している。触るとヒリヒリする。絆創膏も無いのでどうすることも出来ない。気にしないようにする。
そのことを伊藤くんに話すと「バッティングでマメを作って皮が剥けたんですね、いよいよ野球選手っぽくなってきましたね、FM09・・・・・・・・・ってなんでそんな所が剥けるんですか?そんなとこ普通剥けないですよ。変なとこ剥きすぎっすよ」とダメ出しをされた。普通剥けるのは手のひらの中指や薬指のした辺りなんだって。じゃ、なんでこんな所が剥けるのかと質問したら「そんな所が剥けるなんておかしい。ありえない。理解不能」と言ってバッティングゲージに入っていった。そしてまた一球打ってはボルタレン切れで痛みに顔を歪ませていた。そんなに痛いならバッティングしなけりゃいいのに。せめて軟式にすればいいのに。準硬式出身者の維持なのだろうか。赤羽シャークスでも軟式使ってるんでしょ?なんでそんなに硬式を打ちたがるのかなって思ったけど、もしかして硬式が打てるバッティングセンターって貴重なのかな。それなら伊藤くんが硬式ボールをこれだけ打とうとする姿勢も理解できる。豊四季ドームスタジアムはFM09が住んでる場所から20分位で行けるからこれが普通で硬式ボールが打てないなんて考えたことも無かったけど、それが普通ではなく恵まれた事なんだとしたら、有難い事ですな。
二人ともしばらく交代で打っていたが、レッドスタジアムで運動してきたこともあり、それぞれ2、3打席打った時点で少し休憩する事にした。休むのも練習のうちである。
バッティングゲージの前で休んでいると小学生ぐらいの男の子とおそらくその父親がそのゲージに入っていった。どうぞ、どうぞどうぞ。使ってくださいな。
何気なしにその子のバッティングを見ていたら、バッティングマシーンから投球されるボールがが超速い事に気が付いた。伊藤くんにマシーンの球速を確認してもらうとなんと130kmとの事。伊藤くんも目を見張って驚いていた。小学生で130kmのボールを投げる奴もいないだろうがこの子はそのボールで練習し、そしてほぼ打ち返していた。何このエリートさん。将来を見越してサインでも貰っておこうかな。この子にFM09バッティング時の90km表示を見られたら「ふふん」て鼻で笑われそう。子供ってある意味残酷だからね。
しばらく休憩&良い見本を見せてもらってお休みタイムを満喫した。そしてそんなものを見せてもらったら興奮して気合入るじゃないですか!うおおおおおおおっ、こっちもやったるでぇっ!って感じですよ。
でバッティングゲージで指定したのは90km。FM09大人だからね。あんなガキの挑発には乗らない(挑発じゃなくて普通に練習していただけです)
だけどガキの挑発で体が先頭モードになったのか、徐々に当たりが鋭くなってきた。これはイッた!と思われる辺りも結構出てきて。調子が出てきた。やぱりちゃんとしたバッティングセンターって楽しい!
レッドスタジアムも悪くはないが、オヤジがマシーンにボールをアナログ的にいれているのを見ると令和の世にふさわしいかどうか。間違えないで頂きたいのだがレッドスタジアム自体は気に入りましたよ。ブルペンキャッチャーが出来る場所なんてそうそうないですから。もう少しバッティングマシーンが打ちやすいともっと楽しいんだろうなーって言ってるだけです。
バッティングの方は手ごたえを感じていたら伊藤くんから「やっぱりFM09は凄いですよ。あれだけバットを振りきれるんだから。球の質が違う。よっ、天才打者!あとは筋肉、エニタイムで頑張って!」てきな事を言われた。
ま、天才打者とは言われてはいないが。バットを振り切れてる事は褒められた。つか全打席ホームランを狙ってるんだから振り切ってて当然じゃないのかとFM09などは思うのだがそういうもんでもないのか?中村のパワーではなく技術で打つというスイングを目指すべきというナオミスターの意見は凄くわかるのだが、普通の人があの中村のスイングをまねてやってもパワー不足でスタンドインしないよね。中村だから、本当にボールの芯を叩いて擦り上げているから奇麗な放物線を描いてスタンドインするんだし。天才過ぎて真似できない。まだ同じ天才でも山川や森のまんぶりの方が見てて理解できる。あのスイングであのパワーで打ったら入るのはわかるから。
だからFM09が出来るのはまず一生懸命振りぬく事だと思っているので振り抜けているのだと思う。だってそれしか出来ないじゃん、ボールを遠くまで飛ばそうとしたときに。あと何が出来るって言うんだ。スイングスピードを上げるしかないじゃん。出来る努力は一生懸命しているんだよ。現時点で出来る事はさ。
そんな感じで結局終わってみれば左てのひら中指下にもマメを作って皮がずるっと剥けた。痛いけどなんか野球選手の手になってきましたねっていう伊藤くんの言葉通りに皮が剥けたのが何か嬉しかった。
最後気持ち良くバッティングが出来たので最高!試合結果は5-6で見事大逆転勝利となった。マリンカップが中止でやさぐれていたけど、CV、安楽亭、レッドスタジアム、豊四季ドームと様々な運動体験ができて終わってみればマリンカップと同様、もしくはそれ以上のスポーツイベントが出来た気がする。マリンカップが開催されていたら今日のこの素晴らしい体験は出来なかったわけで。等価交換としては期待以上の1日となった。
本当に楽しかった。
今日のスポーツDAYはこれにて全運動を終了。伊藤くんを新柏まで送っていった。コンビニがあるか心配してたので何を買うのかと思ったら帰りにストロング9%のアルコールを買って飲んで帰るんだって。伊藤くんの体をスライスしたら奈良漬けみたいにアルコールが全身染み込んでるかもね。
この後、三国歯科で1つ他業者に頼まれた仕事をやってあげて神龍っぷりを発揮。そして帰宅後スポーツ用のジャンパーが無い事に気が付いて動揺する。どこに忘れてきたか覚えていない。試着行為をしたCVか、近鉄ユニフォーム姿になったため上下脱いだレッドスタジアムなんだろうがレッドスタジアムは混雑していて探すのは明日の午後になるとの事に。結局連絡が来てレッドスタジアムにあった事が判明したのだが、1日後の土曜日、午後だったら開いているはずのレッドスタジアムに忘れ物を受け取りに行ったらレッドスタジアムは閉まっていた。
おい、レッドスタジアム、お前午前は予約がある時のみオープンってかいてある。てことは午後は開いてるんだろ!?なんでしまってんだよ!ここまで来るのに土曜だから道が混んでいて1時間もかかったのに・・・orz
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