不吉な予兆

今日はめずらしく日曜練習を最後まで心ゆくまで楽しんだ。いや最後は心ゆくまで苦しんだ。FM09です。

最近日曜日も仕事をしている気がする。エニタイムワーキングの様相を呈している。今日も14時と16時30に仕事の予定が入っていたのだが、午前中はワーキングナッシングの状態だったので最後まで練習に参加することができた。最後の方はもう息も絶え絶えになっていて足が動かなかった。情けない。

でもそれには理由があって。

練習中、ぶつぶつ言っていたと思うが、喉がカラカラだった。体から汗を大量放出してしまったので体内が干からびてしまい血液循環が滞っていて酸素も栄養も血栓もなんもかも運べない状態になっていたのだ。だから少し動くと息が切れフラフラの状態だった。動きたかったのだが動けない状態でもうあれ以上頑張れなかった。後でわかったのだが8時から11時まで3時間もぶっ通しで運動をしているじゃないか!メタボ体型のFM09にこの連続稼働はキツイよ!だいたい8時と言ってもFM09は塚本レンタルオフィスに車を停めてから公園に7時45分にはついている。15分間アップのランニングをして汗をかいていた。なので正確には3時間15分の運動をしている。

3時間15分もの間、水分を一切口にしていないFM09をあなたは想像できるだろうか?僕にはできない。

暇さえあれば松戸運動公園の自動販売機にコインをガシャスカ投入して飲み物を買っている生物が3時間15分ですよ?そりゃ猛烈な倦怠感に襲われて動けなくもなるわな。ファンブルしまくって悔しかったので次は水分を絶対に持ってくる。

今日の練習は団地練習。ここでできることは多くない。投球練習と捕球練習くらいだろう。前回もそうだった。バットを使った練習など見込めない。団地練習参加はこれで2回目なので荷物は少なめで体に優しい練習だ。

用意したのはこれらの道具。

1.おもちゃキャッチャーミット
2.グローブ
3.Gopro
4.三脚
5.モバイルバッテリー
6.チンカップ

1から5はFM09の野球参加道具30選の中の定番中の定番だからまあわかると思う。バット系を抜かすとこんなもんだ。ラグビーボールも今日は必要ないから。あんなところでラグビーボールをキックしたらベランダに飛び込んでトライもしくはタッチダウンになってしまう。

問題は6。見慣れない名称だと思うので説明しておく。チンカップとはキャッチャーが試合の時にファールチップやピッチャーのワンバウンドピッチの処理失敗に備えて念のために股間を守るために装着しておく大人のおもちゃ装備だ。この大人のおもちゃ装備を付けたことはFM092回しかない。そう、去年10月の柏との練習試合の時と伊藤くんとのレッドスタジアムブルペン練習の時だ。ツカポンタンが腰痛でキャッチャー出来ないってSOSを上げた時にそんじゃとりあえずキャッチャーやってみっか!と思い立ったが吉日、痛いの怖いのでチンカップを買いに行って準備しておいたアレ。

前回の団地練習ではキャッチャーの練習もたっぷりさせてもらったのだが低めのボール捕球が怖くて逃げ腰になってしまった。どうせ今日はバットを使う練習なんて出来ないんだからバッティングフリークのFM09が心の底から楽しめる練習なんてキャッチャー捕球練習しかないじゃん?そしたらそこを頑張れないと練習に来た意味がなくなるわけ。ほんで前回キャッチャー練習をこなした時、ボール直撃の恐怖から全力を出し切れていなかった反省を生かして試合でもないのに今日はチンカップを用意した。あれ付けてると安心して捕球できるのは一応経験済みだから。その状態でどれだけ捕球出来るか試してみたかったんだけど、試合でもないのにチンカップ付けてるのもバカみたいだから練習の時はその件について触れていない。

が、ここで誤算が。家出る時から付けるのは準備良すぎるから24時間営業の西友常盤平店のトイレで付けたわけなのだが、今日は団地練習なんでユニフォームじゃなくて上下スウェット(その下はチンカップを入れるためにスライディングパンツをはいている)といういでたちで、そこにチンカップを挿入してみるとちょっと問題が。

目立ちすぎるんです。

グレーのスウェットも最近エニタイムで鍛えまくっているせいか少しきつくなってきている所にそんな特殊な格好をしたので、ちょっと股間が。野球のユニフォームの時は全然気にならなかったのに普段着だと気になる。さすがに恥ずかしく感じたのでチンカップはやめようかと思ったが現時点での自分のキャッチャーとしての100%の捕球能力を試したかったので続行することに。そのかわりに上着のもふもふのジャンパーを着たまま練習に参加することにした。これ着てるとだいたい隠れるんでそんなに目立たない。だから汗かいてもジャンパー着たまま最後まで練習する羽目になった。汗だらだら。だけどあまり怖がらずにキャッチャー練習できたから良しとします。捕球力も前回よりはワンバン低めを捕れてたから効果はあるんだと思う。やっぱり試合ではチンカップはしないと怖いですし。3時間の練習でジャンパー着たまま超汗だくになったので塚本レンタルオフィス前で着替えた時にチンカップ外したらこいつの中もつゆだくで汗かいてた。FM09の練習の時の帽子みたいになっていた。たぶん振ったら同じ事ができる。振らないけど。ここまでくるとさすがに自分の汗かき具合にちょっと引くわ。ほかの人も同じ感じになるのだろうか、それともFM09だけ?まったくこんなもの3時間も付けているものではないな、と思いました。

さて。そんなお目汚しの誰得な事をいつまでも書いていてもしょうがないので、ここからは今日の練習について記載していこうと思います。これでも一応今日の練習でも色々気付きはあったし。

久しぶりの日曜練習に備えて夜は2時に就寝。朝5時に起床。カレーを食べ、カップラーメンを食べ、HMBを4粒飲んでプロテインも飲んだ。HMBとプロテインはもうすっかり日常の一部に溶け込んだ。美味しくて飲んでいるわけではないが、運動をする前、した後でパワーアップの度合いに違いが出てくるのなら、まぁ飲んだ方が良いのだろうと最近は思うし。ホームランを打つための労力は惜しんでる場合じゃない。

そのまま車を飛ばして小金原方面から塚本レンタルオフィスの駐車場に車を停める。意味もなく昨日手に入れたエニタイムフィットネス八柱店の駐車許可証をダッシュボードの上に乗せる。これを見れば塚本レンタルオフィス周辺の住民は「ああ、また運動フリークの誰かがDr塚本の酔狂に付き合っているんだな、なら正当な駐車行為だな、休業日のレンタルオフィスに車が不審車が停まっていると思ったけど、やっぱちげーわ、解散、解散!」という感じで自然さを演出できる小道具になりえるだろう。

前述の理由で西友に寄ったがさっき書いたのでそこはカッツ・アイ。

団地の広場についたら案の定、誰もいない。柏の人間が15分前に到着しているというのに松戸の人間が誰もいないというね。ま、それは想定の範囲内だったのでそのまま荷物を広場の角においてランニングを始める。

前方ダッシュ、バック走、横走、腿上げと怪我防止とアップの意味で行ったり来たり走っていた。もうこの状態で汗が滲んでくる。団地の住民からしたらいい年したおっさん、なに真面目にランニングしてんねんって感じだがこの辺はまあ気分の問題だから儀式のようなものですね。中山競馬場のスタート前のファンファーレみたいなものです。

8時1分、えふわらんが歩いてきた。さすがにライン上で盛んに「明日、日曜団地練習ありますよー」と連呼するだけはある。FM09を除くと一番乗りだ。この前もFM09を除くと一番乗りだった、てかどんだけFM09楽しみで来てるんだよ日曜練習。

えふわらんはボールを持ってきているのでキャッチボールを始める。えふわらんはボールをちゃんと持ってきているからさすがだと思う。しばらくえふわらんとのキャッチボールを楽しんでいた。キャッピーのファーストグローブを借りた時も思ったけど、やっぱりこのパックングローブは取りやすくて良い。グローブのポケットの所で捕る、という意識を強く持てる。普通のグローブだとどうしても掌の真ん中で捕るイメージで捕ってしまって掌の骨が痛かったりするんだよ。でも不思議とこのパックングローブだと親指と人差し指のポケットの所で捕ろうと意識している感じがする。形状から摘まむ感じね。そして捕球した時の音がやっぱり良い。肉厚なグローブなので音が肉厚な感じがして安定感があるんだよね。何度も書くけど大好き、このボスンという音。

そうこうしている内にコードネーム「レッドフォックス」こと丸山んぬがやってきた。丸山んぬが団地練習に来てる事はライン情報で知ってはいたけど実際に一緒に練習するのはFM09初めてである。丸山んぬを加えて3人でトライアングルキャッチボールを始めた。丸山んぬに団地練習の事を聞いてみるとキャッチャー練習をしたときに人差し指が痛くなって、精密検査を受けてみたら剥離骨折していたらしい。

でた。2人目のコッセツァー。

不動のコッセツァーは恩田御大として、そこに丸山んぬが加わった。ちなみにコッセツァーというのは運動すると不意に骨折をしてしまう人たちのFM09の中の総称である。

でもまぁ気持ちはわかる。FM09もえふわらんとか伊藤くんとかツカポンタンとかの球を普通のグローブで捕球していると掌の骨がじんじん痛くなるし、キャッチャーミットで捕球していると人差し指が骨折しかたと思うほど痛くなる。球威がある人の球をグローブの変なところで捕ると骨折まではいかないとしても指がめちゃ痛くなる。芳川きんに君の球を捕球したらFM09もコッセツァーの仲間入りすると思う。

オンディとレッドフォックスに共通するのは「やせ型体型」だということ。キャッピーなんか普段「無理」「ダメ」「限界」「マジで?」「疲れた」「手加減して」「誰が豚足だ」とか言っている割に骨折したという話をまるで聞かない。贅肉とは贅沢な肉であって決して無駄な肉ではないという事がこのエピソードだけでもわかる。世の中無駄なものなんてそうそうない。このブログだってなんかの役には立っているはずだ。

トライアングルキャッチボールはえふわらん→FM09→レッドフォックス→えふわらん以下ループという順だからこのキャッチボールではレッドフォックスは絶対に剥離骨折しない。FM09はバットを持たせたら何をしでかすかわからないネクスト殺しだが、素手だと借りてきた猫(いつも思うのだが借りてきた猫って見たことねーよ)みたいになる。送球全般苦手としている。

アンコントローラブルでノンストレングス。

悲しいかな、35歳まで野球にほぼ触れてこなかった人間は送球というものが出来ない。野球の送球よりはサッカーのシュートの方がまだ出来る。ちょうど小学5,6年くらいの時、キャプつば流行ってたし。

届くは届くけどズバニッシュ!って感じのえふわらんの送球とは相異なり、フワポスンって感じのFM09の送球。受け手に優しいと言えるが迫力不足とも言える。団地練習はバッティング練習ではなく送球・捕球練習なのでFM09は借りてきた豚になる。つってもこのアウェー感も含めて気落ちするが楽しんでもいる。

やっぱ人間、得手不得手がある。FM09はたまたま送球が苦手なだけだ。上手くなりたいけど出来ないものは仕方ない。それを受け入れて他で勝負していくしかない。

結構長くトライアングルキャッチボールをやっていたかな。しゃべりながら緩くキャッチボールをするのはいいねぇ。広場が狭いから近距離キャッチボールだし肩が痛くならなくて良い。

そのうちに全身白づくめの男がやってきた。自転車に乗ってさっそうとやってきた目だし帽を被ったホワイトマン。河川敷練習の時からそうなのだがなんでこの人はこんなタリバンだか銀行強盗だかテロリストみたいな恰好をしているのだろうか。

つい最近まで冬場も半そで半ズボンじゃなかったっけ?それはそれで異常だと思うがこの軽装備から重装備への転身はいったい・・・。

ホワイトマンの到着とほぼ同時期にナオミスターもやってきた。これで合計5人。本日の登場人物が揃った。今日はつかさんが居ない。今期東京都歯科医師会に転籍したみーさんがピッチャーを外れるので、タートル博士から器用ではあるが・・・と少し含みを持った言い方をされていたつかさんが投手として登板する機会が多くなると推測されているので最近ピッチャー練習に明け暮れているのだが今日は居ない。3月下旬からデンタルカップが始まるのだが果たして準備は間に合うのかね。

3人でのキャッチボールが5人になったところで奇数のいびつさは変わらない。

今期からエースピッチャーとなるえふわらんと今期も守備の要を任されるツカポンタンのゴールデンコンビが送球・捕球練習を行う。ツカポンタンはちゃんとセカンドキャッチャーを育てないと永遠にキャッチャーポジションの呪縛から解き放たれないと思うのだがそこらへんはいいのだろうか。実力・気配りからしてもう鉄板のポジションに感じられるが、チームのためにも自分のためにもセカンドキャッチャーは何とか育てた方が良いと思う。FM09みたいなデンタルカップに関係ない日和見キャッチャー見習いじゃなくて。ツカポンタンがキャッチャーやってもデンタルカップで勝つのは中々難しいんだから、負けたり試合崩壊したりするの前提でキャッチャー誰か志願してやってみればいいのに、とデンタルカップ部外者のFM09は思ったりする。キャッチャーを経験すると色々メリットが多い気がするけどなぁ、他のポジションやったときに。性格上の向き不向きとかはこの際考えないでさ。

で、エースピッチャーでも女房役でもない3人は洗濯ばさみフォーメーションでキャッチボールをやることになった。またの名をAフォーメーションともいう。Aの頂点にいるのがFM09、ナオミスターとレッドフォックスはAの足元にいる。二人からFM09はボールの供給を受ける事になり、自然とキャッチャー座りでボールを受け始めていた。

FM09のキャッチャー定義なんて笑っちゃうほどシンプルで「座って送球を受ける」、この定義をクリアすると今日から君もキャッチャー!なのである。

4か月前までは座ってボールを捕球するのがとても窮屈でやってられねぇなぁと思っていたけど、だんだん慣れてきている。座って左腕のグローブを構え、右腕は背中に回す。このスタイルにも慣れてきた。ボールが捕れるかどうかは置いておいて、スポーツとは何事も型から入る気もする。座り方としてはだいたいキャッチャーとして大きく外れていない座り方になっているのではないかと思う。窮屈さはあまり感じなくなってきた。人間慣れれば何とかなるものなんだなぁと思う。

丸山んぬとナオミスターのボールをキャッチャーとして捕球していると二人のコントロールが良い事に気が付く。丸山んぬはミラーズに参加した当初からセカンドなどで送球が安定している姿を見て、凄いなぁ、羨ましいなぁと思っていた。安定したコントロールと中々の送球距離の2つを備えていて、守備時の送球が安心してみていられる。野球をやっている人間には当たり前に思えるかもしれないが、野球をやったことのないまま大人になった人間からすればその当たり前が難しいのを理解してほしいところなのである。ボールをどこで離せばいいのか、腕の振り方をどうすればいいのかを小さいころから少年野球などで抑圧された練習の中、卑屈に養ってきた人たちには想像できないだろう。ど素人というのは驚きの出来なさ加減なのだ。丸山んぬが少年野球をやっていたかどうかは知らないがやっていないであの安定感は中々のものだと思うよほんと。

と、ここまで言ってなんなんだけど、両者を比較するとナオミスターの安定感はその比ではなかった。コントロールという意味では何も言うことがない。すべてストライクゾーンに入ってくる驚異のコントロールでボールを放ってくるのだ。普段解説役として感嘆・尊敬するナオミスターだが、さすが経験者というべきか恐れ入ってしまった。なんかカッコよくさえ見えてしまった。投げた瞬間にストライクに入ってくるとわかるんだもん、凄いよね。

・・・・・・・・・・だけど、よくよく考えたら投げた瞬間にストライクに入ってくるとわかるってヤバいんじゃないかと途中で気付いてしまった。キャッチャーとしては取りやすいので楽なのだが、これ、バッターとしたらカモがネギしょってやってきたというシチュエーションではないかと。

だって投げた瞬間にストライクに入るってわかるんでしょ?FM09がバッターボックスでそう直観したなら全力でマン振り、豪快スイングの準備するかも。そう考えると球威がそんなに無い場合はコントロールが良すぎるのはまずいのかもしれないと思ってしまった。適度にボールが荒れた方がかえって打たれないのかも。的を絞らせないという意味ではそっちの方がいいのかもしれない。難しいなほんとスポーツって。

それでもナオミスターの驚異のコントロールには本当に驚かされた。あんなコントロールがFM09にもあればもう少し野球のプレイを気軽に楽しめるのに。キャッチャーとしてずーっと捕球しながらそう思っていた。ただFM09は送球うんぬんよりも今はキャッチャーとしての捕球の数をこなすことでキャッチャースタイルを習得する事にこの団地練習の意義を感じている。今日はこの二人のおかげでキャッチャースタイルで延々捕球し続けているのでかなり意義深い練習になっている。苦手だったワンバンもキャッチャーっぽく捕れるように少しずつなってきている気がする。全体的には全然だが、コツは少しずつ掴みかけている感じはする。なんかキャッチャーの捕球楽しい。

どんな球でもしっかり捕球するっていうのはとても難しいことだがこの練習をやっているとそのうち出来るようになる気がする。乾いたスポンジが水をスゥっと吸収するように、どこにボールが飛んできても後ろにそらさない捕球術って憧れる。カッコいい。流れるような動作でボールを吸収するように捕球するキャッチャーはカッコいいと思う。練習しなきゃそうはならないんだからとにかく練習するしかないわな。幸いボールの軌道は見えているのでワンバン時のコース変化の予測ずれとボール衝突の怖さの克服が目下の課題だが、練習するうちに慣れてくるんじゃないのかな。そう能天気にポジティブにそう思っている時に、ネガティブな事象に気が付いてしまった。

ライオンズロゴにつられて買ったおもちゃキャッチャーミットのポケットが半分はだけていた。

ヒドイ・・・。

まだ買って数か月しか経っていないのにこれは無いだろw

そんなに剛速球を受けていた記憶もないのにあんまりの仕打ちじゃなかろうか。なんか最近キャッチャーミットの開閉がガクガクするな、とは思っていたがまさかヒモが切れていたとは!!

これじゃ下手したらポケットで捕球したボールがそのまま顔面に飛んでくる超危険な状態じゃん!しかも良く下駄の鼻緒が切れるのはメタ的に不吉な兆候というのがジャパニーズスタイルじゃないか。

無理やりポジティブに考えるとしたら「ちゃんとしたキャッチャーミットを買う時期になったんじゃよ、FM09・・・」という神の啓示?

もしくはよく漫画とかであるが、夢中で練習して練習して気付かぬうちに音より速いソニックブームを生み出すようなパンチが打てるようになっていてサンドバックが千切れた、みたいな?

なわけねーし!

普通にPUレザーというイミテーション合成皮革のおもちゃグローブを買ったFM09が悪いんです。安物買いの銭失い(失ってはないけどね、ここ数か月のキャッチャー遊び、プライスレスだし)ってことで、ようやくちゃんとした自分専用のキャッチャーミットを買う決心ができました。

練習の際、キャッチャー用具をすべからくオグ色(汁?)に染め上げてしまう悪い癖があるので、キャッチャーミットくらいは自分のものを用意しますよ。肉まんのように手のひらで高温多湿に蒸しあげるのはマイキャッチャーミットだけにします。

そのうちにナオミスターはエースピッチャーとファーストキャッチャーの方に合流して球筋をみたりバッターボックスに立ったりしだしたので、FM09は丸山んぬとさしでピッチャーキャッチャー練習を始めた。

丸山んぬの投球をキャッチャーとして捕球する。捕球したボールを丸山んぬに返す。これを延々と繰り返す。ナオミスターの指導が時たま入る。FM09は捕球し、返球するだけの練習を延々と繰り返す。ずーっと、ほんとずーっと腰を落として座っている。前はこの体勢をしていると落ち着かなかったのだが、だいぶキャッチャー座りにも慣れてきた。足首の柔軟性を取り戻すともっとラクに座ってられると思うので足首の柔軟を日常生活に取り入れようと思った。10代20代の柔らかい体じゃないんだから柔軟は積極的に取り入れていかないと体は硬くなるばかりなのである。

ナオミスターほどじゃないけど丸山先生もコントロールがある。また不確定要素的に大きく外れない範囲で荒れるので実はナオミスターよりもバッターは合わせにくいかもしれない。もちろん低いレベルでの話だが、FM09みたいになんでもかんでも振ってくる前掛かり突っ込み型のバッターは勝手に三振するかもしれない。

ツカポンタンから借りた本で誰だったか忘れたがキャッチャー姿勢は潜り込めば潜り込むほど良いだかなんだか言っている人が居たのを思い出して、前傾姿勢のキャッチャー座りで低くなっている所をさらに低く潜るように構えたりして遊んだりした。今日はずーっとキャッチャー座りしているので色々試すことを試していたりする。団地練習は時間も余裕があり風もなく実験的な練習ができるのが良い。どこまで姿勢を低く出来るかとか、キャッチャーミットを構える左腕の位置を伸ばしたり体に近づけたり上下左右に動かしたり、足も右ひざをついたり少し開脚気味にしてみたり試してみて様々なキャッチャー姿勢の感触を確かめてみたり。

捕球もワンバンの捕り方を色々試してみたりしてほんとう、良い練習になっていると思う。ゆっくり練習すればFM09だって情報を頭の中で整理でき取捨選択できる。松戸運動公園での練習よりも役に立ってそうな気がする。

でもずっとキャッチャー姿勢で左腕を掲げていたのでだんだん左腕が痛くなってきた。エニタイムフィットネスで筋トレをして蓄積されているダメージが練習の疲れで表面化してきた感じ。左腕とキャッチャーミットを水平に構えているのも結構疲れるんだよ。キャッチャー座りしているだけでも結構疲れるんだけどさ。見た目動かないから楽そうだと思ってる人が居るとしたらとんでもない!めっちゃ疲れるよと言ってあげたい。

キャッチャーミットをずっと動かさないで掲げているだけで筋力を使う。
キャッチャーミットで捕球する動作は確実性を求められるから肉体的にも精神的に疲労する。
1投球ずつピッチャーに返球するので疲弊度は違えど試合中ピッチャーと同数投げている。
暴投気味のボールに森友哉ばりに飛びつく必要がある。
ファールフライが上がったらキャッチャー座りから一転、急に走り出して捕球に向かわなくてはならない。

それに加えてだ。

キャッチャーマスクの下で大汗をかいているからたまに汗を拭わないとメガネが曇ってしまう。
ファールフライを追う時などキャッチャーマスクを外した後は、キツいキャッチャーマスクをまたボールが見える隙間に目線を合わせて被り直さなければならない。
キャッチャー防具を攻守交替でいちいち脱着・装着しないといけない。

FM09はしないできないがナインに指示を出さなくてはならない。
ナインを鼓舞しなくてはならない。
ナインをおだてなくてはならない。
ピッチャーと密にコミュニケーションしなくてはならない。

なんだよこの重労働ぐあい。ちょっと考えただけでこんなにやることがあるからやりたがる人が居ないんだよ。しかも目立つのはピッチャーで、キャッチャーはそこら辺の石ころと同じで居て当たり前、キャッチして当たり前、スムーズに試合を進行して当たり前、ちょっとミスするとピッチャーが頑張ってるのにみたいになじられる(ここらへんは被害妄想)。

つまりはだ。何が言いたいのかというと「頑張りに比べて報われないポジション」だなぁと思う所ではある。1試合、それも4回までしかキャッチャー体験がないのに、練習をしているだけでキャッチャーの大変さを悟ってしまうFM09っていったい・・・。ツカポンタンは大変だねぇ。もっと愚痴っても良いのにと思う。どれだけキャッチャーが大変かもっと周りに。それをしないからキャッチャー向きなんだろうけど。

ふと丸山んぬを見ると丸山んぬがキャッチャー座りをしていた。今度はFM09がピッチャー練習らしい。

ふ、無駄なことを・・・。そういうのを時間の無駄というんですよ、丸山んぬ。じゃ、行きますよ壮大なる時間の無駄、スタートです。

エニタイムフィットネスでの苦行1か月。上半身と下半身、ちょっとずつ筋肉がついてきた感じはしてるのだ。もう終わってもいい、だから・・・この溢れるパワー、ありったけをっ・・・ネフェルピトー丸山んぬにぶつける!

つもりで投げたボールはいつものごとくホームラン。全然ダメじゃねーか、エニタイムフィットネス!

これじゃ本当に時間の無駄なので超近くから投球してどこからコントロールがぶれ始めるのかを検証することにした。まず己を知らないと対策が打てないからだ。

5m位。OK完璧なコントロールだ。
6m位。OK完璧なコントロールだ。
7m位。OKC。
8m位。OKC。
9m位。基本OK。たまにNG。

ここだぁっ!

FM09の揺らぎ分岐点が見つかりました。9mです。9mからぶれ始める。慣れてくるとそれでもストライクが入るようになってきたがバッターボックスに人が居るととたんにダメになった。サイドスローとかいろいろ試したけどダメだった。ここらへんは意識の問題なんだろうけど邪魔なんだよねバッターが。視界に入るともう邪魔で邪魔で投球に集中できない。ダメなコントロールがさらにダメになる。エニタイムで筋肉が付き、腹が引っ込んだとしてコントロールが付くとも思えないが一縷の望み、奇跡を託すとしようか。

それに比べるとFM09の後に投球したツカポンタンのなんと完成されていることか。キャッチャーも出来てピッチャーも出来るだとぅっ!?一番練習に出ているだけはある、というかもはや現状、松戸ミラーズというより塚本ミラーズという感じになってるイメージ。やっぱり総合力で勝負したら伊藤くんにもツカポンタンにも歯が立たない。やっぱり一点集中、ホームランのみに資源を集中した方がいいのかなぁ・・・。あれもこれもと欲張ってどれもダメなんて一番残念な結果だし。

最後にゴロノックを行った。あんな狭いフィールドでまさかノック練習をするとは思わなかった。でも意外と普通にノック練習が出来ていたのには驚いた。狭さは関係ないのかもね。木製のバットでのノックがまた思うようにいかない。2バウンドの高速ゴロのノックをっ!って依頼なのになかなかうまく打てない。こんな時、トノだったらいとも容易くノック出来るんだろうなぁと羨ましくなる。

FM09の悪い癖で、こんな時〇〇ならうまくできるんだろうなぁ、とすぐに他人の庭を羨ましく思ってしまう。あいつなら出来るのに、こいつなら出来るのに、と思った所でFM09には出来ない。羨んでも仕方ないのだがすぐに自分に出来ない事を容易にできる他人の能力を羨んでしまう。みんなそういうものなのかも知れないけど、欲張りだから全部出来るようになりたいとどうしても思ってしまう。そしてそれが出来ない自分に失望し、落ち込んでしまう。すぐに気を取り直すのだが、この自分の躁鬱的な感情の起伏がどうしても好きになれない。まいどまいどんまいどんまい子供っぽいなぁと我ながら思ってしまう。そういう所、全然成長しない。もう40も半ばを超えているのに。

今日の練習はこんな感じで3時間フルに参加した。えふわらんとまるやまんぬは時間の都合で途中で帰りました。団地練習はこんな感じの練習です。時間があるときにふらっと来てみても楽しいと思いますよ。河川敷よりコンパクトな、それでいてしっかり身になる練習が出来る気がします。常盤平の駅前にコンビニがあるので食べ物や飲み物が欲しい人はそこで買ってから団地の空き地まで来ることをお勧めします。周りに自販機の気配がしなかったので事前に買っておかないと喉が渇いた時、地獄を見ます。
塚本デンタルオフィスの近くにサフランという焼きたてのパン屋があります。そこのパンの香ばしい匂いがたまりませんね。ちなみに塚本デンタルオフィスの駐車場は2台分なので2台は無料で停めておきます。その他駐車場は常盤平の周辺にいっぱいあるのでそちらに停めてもOKかと。FM09は距離よりそのお金で飲み物を買いたいので塚本デンタルオフィスの駐車場をいつも借りています。

あ、最後に思い出した。2月1日のタクシー代の割り勘分、またツカポンタンにもらうの忘れてしまった。木曜日の練習の時に忘れずにもらわないと!8000円、準備しておいてくださいね、ツカポンタン!

やっぱり何かと便利だな、駄ブログ。

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