乱打戦ごっそさんです。オグレラです。
今日はロッテ対西武の試合を堪能してきました。今日は食より試合観戦に重きを置いたので試合を存分に楽しむ事が出来ました。
というのもそろそろ3大師匠のホームランが見たかったからです。
山川はペナント早々に肉離れで離脱し帰ってきた復帰組、森は押しも押されもせぬ主力キャッチャー、中村はなんだかんだで山川不在の代理4番で何とか持ちこたえてくれたベテラン組。彼ら3人が野球をする上で最も尊敬し良い所をマネしたい師匠なんです。
他チームにも良い選手はいっぱいいますけど、やっぱり応援するチームの師匠は特別感が一味違います。師匠と呼んでいますが特に師弟関係ではありません。ボクが一方的に彼らの良い点をボクの野球の中に取り込みたいと思っているだけでの師匠呼ばわりです。
山川選手はあのとんでもないパワーに惚れこんでいます。マリンスタジアムの屋根を超えるファールを見た事もあります。どすこい等、ファンサービス精神あふれている行動も良いです。パワー系ホームラン師匠ですかね。
森選手はチャンスに強い打撃とフルスイング、そして打てるキャッチャーという点に惚れ込んでいます。まずチャンスに強い。打ってほしい所で打ってくれるので頼もしい。そしてあのフルスイングは観ているこっちを惹きつけて止みません。あんなスイングがどうして出来るんだろうと羨望の眼差しです。そしてそれらをキャッチャーをしている選手がやるというのが何より凄い。打って捕ってと攻守に渡る大活躍に尊敬しかない。フル稼働系ホームラン師匠ですかね。
中村選手はどう言葉にすれば良いか難しい選手ですね。スイングにブレが無く凄い選手だと思います。また打ち方も簡単そうにホームランを打っているように見えますがたぶん3人の中でマネするのが一番難しい選手だと思います。パワーもそりゃあるのでしょうが山川と森に比べると居合い抜きのような一瞬の技術で打っている感じでちょっと異質な感じがします。山川と森はパワーや筋肉を鍛えていくと近づける気がするのですが、中村はそういうのでは近づけない感じです。技術系ホームラン師匠と呼びたい所なのですが、中村選手に関しては一度も生でホームランを見たことが無いので60番師匠と呼んでいます。背番号を暖簾分けしてもらったのでそう呼んでいます。生でホームランを見せてもらった時、初めて師弟関係が発生し、その時は技術系ホームラン師匠と呼びたいと思います。
他にも今のライオンズには若林、愛斗と元気のある若手が出てきて、愛斗なんか実は今、相手チームが嫌なバッター筆頭なんじゃないかと思う位になってきています。ライオンズを観ていると学校のようだと最近思うようになってきました。
学校は入学した生徒はみんな卒業して学校から去っていく。でもまた新たな生徒が入学してきて新陳代謝が行われていく。新しい人間が新しい歴史を作っていく。FAで去る人間が多いので寂しい思いはするけれど、他の学校が12年生まであるとしたら、ライオンズは8年生までしかない学校だと思えばそんなもんなのだとスッと受け入れられる気がする。他の球団よりも在籍期間が少し短いだけの学校なんだと。
で。
今日は佐々木ろうきが1軍デビューの先発ピッチャーの日で記念すべき日に試合観戦出来て嬉しかった。ボールも流石に速く、佐々木の投球が見られて良かったです。試合も打ち合いでとても面白かった。特にロッテのマーティンは放物線ホームランとライナー系ホームランを打ってくれたので堪能できた。魅力のある選手だ。基本オグレラは応援するチームの選手を無条件に応援しますが、身勝手な人間ですから魅力的にうつった選手は他チームの選手でも応援したくなります。マーティンは応援したい魅力のある選手でした。あんなホームランを打てるなんて凄い。
そして乱打戦というと打撃ばかりという印象になってしまいますが、両チームとも守備が凄く良かった。源田の守備が良いのはもう当然すぎて話題にする必要が無いくらいで、今日は外野とキャッチャーの守備にうなりを上げた。
ロッテだと荻野とマーティンのファインプレーが凄かった。西武だと愛斗のファインプレーと森のキャッチャーとしての判断でクレバーなプレーが凄かった。
メインポジションがライトのオグレラとしてはマーティンと愛斗の守備をマネしないとダメなんでしょうけど、もうこの二人のランニングキャッチやダイビングキャッチが凄すぎてもうニッコニコでした。オグレラは凄い才能には惜しみない声援を送りたい性質でして、周りの西武ファンには「なんでこいつは中村のユニを着ているのにロッテの選手のファインプレーにスゲースゲー喜んでるんだ!?」と怪訝に思われたかもしれないけど凄いプレーには惜しみない拍手と称賛を送りたい。プロは魅せてなんぼの世界。ボクたち凡人の薄墨のような世界をその異次元のプレーでカラフルに彩ってくれる天賦の才を持ち合わせた選手たちなのだ。彼らの驚くべきパフォーマンスを目の当たりにして敵味方などといった矮小な観点で観て何が楽しいのだろうか?
もちろん応援するチームのチャンスを防がれたときは残念に思うし悔しいけれど、スーパープレーを見せてくれた選手に対する称賛の気持ちが湧かないのであればそれは野球を楽しんでいるのではなく応援するチームが勝つ事だけが楽しいという勝利至上主義で野球を観ていることにはならないだろうか?
それはそれで立派だが、オグレラ、これでも草野球の練習を欠かさない人間になってしまったので野球の素晴らしいパフォーマンスを目の前で観た時、興奮が抑えられません。この人たちはなんて凄い人たちなんだろうかと。それってプロ野球の原点だと思うんですよね。自分達には到底できないプレーを繰り広げるスゲー奴らのプレイベースボール。
今日はそれが存分に堪能出来たんで応援するチームは引き分けたし、3大師匠はホームランを打ってくれなかったけど大、大、大満足の試合観戦でしたよ。
それに今日の座席がこれまた信じられないくらいの良席でボクの応援している埼玉西武ライオンズのベンチまで15m位の距離しかなかった。選手の表情まで手に取る様にわかる距離で、こんな席で観戦できた事に本当に感謝しています。今まで野球を見た中でベストに近い観戦位置だったと思います。
小さい頃にもっとこういう体験をしていたらプロ野球選手を夢見ていたかも知れませんね。厳しい世界だとは思いますが平凡な人間達に夢を与えてくれる仕事というのは本当だと思いました。それが出来る人生というのは本当に唯一無二の素晴らしい人生だと思います。こんなエキサイティングな試合を見せてくれてロッテと西武の選手たちにどうもありがとうございました、とお礼を言いたくなりました。楽しかったです。
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