焼肉キングに行った。
特に食べたいわけでもなかったのだがそういう予定だったので。
感想としては焼肉版ファミレスといったところでしょうか。
今回は話をするのが目的みたいなところもあったのでそれで充分だった。
80分、肉を食べ放題出来る。
ソフトドリンクを飲みまくれる。
タッチパネルを押しまくれる。
席は広い。
サラダもちゃんと食べられる。
冷麺も石焼きビビンパも食べられる。
アイスも食べられる。
野菜も食べられる。
これでソフトドリンク飲み放題つけて和牛コース5000円なのでコスパ的にはまあいいんじゃないでしょうか。
肉を食べながら「野球の練習の後に毎回焼肉を食べたらホームラン打てるようになるだろうか」みたいなアメリカンな事を考えていた。
筋繊維が破壊された後に回復するには良質なタンパク質が必要らしいが、焼肉は役に立つのだろうか?
体重はあるが筋肉はない。二の腕もたぷたぷだ。腹も出てる。およそスポーツをしている人間の体型ではない。
こんなんでホームランを打とうとしていること自体がおこがましいのかもしれないけど、だってしょうがないじゃないか、打ちたいんだもん。
人間もって生まれた物で何とかしていくしかないわけで、ボクはこの身体でホームランを打たなければならない。技術があるわけでもなく、経験があるわけでもないのにだ。
世の中には最初から色々な才能を「持って」生まれてきている人達がいる。そうではなく努力で手に入れた人もいるだろうが腹立たしいのはそれがどれだけ幸運なのかを理解もせずふつーに振る舞うナチュラルボーンな人だ。少しはこちらの苦労を理解しろよとw
誰もがお前みたいに出来るわけじゃねーんだぞ、とw
そういう人達とボクは残念ながら違う。
最初からホームランを打てる人を羨ましいなとは思うけど、羨んでもどうなるわけでもなし自分は自分と不遇な境遇を受け入れるしかない。もはや持たざるものが努力でそれを獲得できることを証明したいと言うか自分自身への挑戦のような感じになってきている。
そんなことを思いながら食べる焼肉はなんか意義深い事をしている気がしてくるから不思議だ。
肉を焼く音、匂い、口の中に広がる味と食感。なんでも値上げの御時世にこのロースターの前の至福の時間はやはり良いものだ。何をしても自由と言うのが心を解してくれる。
ホームランが打てるか打てないかは結果であってそれはどう転がっても仕方無いと思うけど、ヒットで満足せずに苦しむのわかってるのに求める高みを目指し続ける自分自身へのエールにもなった焼肉会だった。
でも理屈じゃないんだよね、何かを求めたり目指したりするのって。もうほんといい加減諦めたらどうかとは思うのだが知らないうちにまたホームランが打ちたくなってる自分のことが自分でもよくわからない。
同じような経験をして遂にはホームランを打てるようになった人がいるならその過程を聞きながら焼肉を食べたいもんだ。
むらやまんとかに聞いたら「打ち方なんてしりませんよ、知らない間に打ってました」とか言われそうだからため息もつきたくなります。
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