凄い試合だった。最終戦で優勝が決まった。しかも勝ち数、負け数、引き分け数が全部同じの同率で並び、直接対決の有利な方が優勝という前代未聞、プロ野球始まって以来の出来事でオリックスバファローズが優勝となった。
ソフトバンクは勝つか引き分けるかで優勝。オリックスはソフトバンクが負けてかつ自分が勝てば勝利という状況下で試合は始まり、ソフトバンクが2点リード、オリックスは2点ビハインドで試合中盤まで進んでからのソフトバンクが逆転を許し、オリックスが逆転するというエキサイティングな展開だった。めちゃくちゃ楽しめた。
でもソフトバンクファンからしたらまさに悪夢のV逸で、もし自分が応援するチームだったらと考えたらちょっと受け入れがたい結末なのでファンは少し可哀想だなと同情を禁じ得ない。
それにしても今年は後世からみたら伝説的な一年だ。
大谷翔平のベーブ・ルース以来の二桁勝利、二桁ホームラン(現状それを大幅に越えているが)、佐々木ろうきのノーヒットノーラン、村上の55号ホームランとおそらくの最年少三冠王、悲願の甲子園の白河関越え、そしてオリックスの最終戦同率逆転優勝。
どれもこれも記憶に残る凄い記録づくめの一年だった。
残念なのは観るほうの野球はこんなにも話題尽くしなのに、自分自身のやるほうの野球は話題に著しく話題が乏しい事だ。
今年はボクはやるほうの野球では何も成長出来なかった。小さいことはあるかもだが、大きくは何もないと思う。こんなに練習してるのに。
ホームランを打つという目標も手に届いていない。
大分回復してきたけど今年の春先に左足股関節の痛みを経験して以来、練習でも試合でも全力で走っていない。急激に全力で走ると痛みが出たのでまたそうなるのが怖い。もうそろそろ大丈夫だとは思うのだが一歩踏み出せない。
プロの選手のプレイを観れば観るほど自分はいったい低レベルの事すら出来ずにこれは野球をやっていると言えるのだろうかという疑問が沸き上がる。
楽しくはやれてるけど、スポーツって才能の差が如実に現れすぎるのでそこを悩んでしまうと心に影が覆ってしまう。
下手でも良いからホームランだけは打たせてくれないかなぁ、とオリックスの優勝ではしゃぎまくる選手を観ていて思った。ボクもホームラン打ってはしゃぎたいよ。
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