監督が撮ってくれた写真をみて遂に諦めの境地に至った。ボクは仕事と野球とどちらが出来る方が良いかと言われれば、生活していくためと知的好奇心を満たすために間違いなく前者を選択する。野球なんてすごく出来ても楽しいだけで得することなんてほとんど無いし所詮はたんなる趣味だし。
両方出来たら一番良いけどボクにはムリだ。
外見には本当に自信がないボクだけど、野球の写真を見ると他の人とはあまりに違う情けなさで涙が溢れそうになる。動きやストップモーションが限りなくブサイクなのだ。
投げるのも打つのもまったくカッコ良くない。お笑い芸人みたいにふざけてやっているのならともかく真面目にやっているので救いがない。
動きがおかしいと言うことはその動作の高みにどうあがいても到達できないと言うことと等しい。
一番悲しいのはあんなに好きな打撃のスイングが顎を上げてただ棒を振り回してるブサイクなスイングのまま全然改善されてない事だ。こんなに練習してるのに。
それがすごく悲しい。
ボクだって格好良くスイングしたいよ。ブサイクなスイングより写真におさめられた時に格好良く写りたい。でもどうやったってダメなんだと今回の写真をみて思ってしまった。ボクには人に笑われてしまうような仕草の野球しか出来ないんだと悟ってしまった。
格好良く出来る人にはこの気持ちはわからないと思う。
だからもう格好良く野球することは諦めて良いやと思った。いいよもうブサイクな仕草で。別に野球で生きていくわけでもないしどうせ上手い人には追い付けないし。
野球を上手くやるのは上手い人がやってりゃ良いじゃん。もう良いですそういうの。
ボクは見た目はもうどうでも良いや、笑うなら笑えって感じだ。
そのかわりどんなブサイクな動作だろうと、ボクが一番動作としてやりやすい、成果の出る究極のオグレラカスタマイズプレイを追求していく事にする。
野球を上手く出来る人、格好良く出来る人よりブサイクな動作で実効性能を上回れば良いのだ。
向こうがカッコいい動作や上手い処理で4打数3安打なら、こっちはブサイクで非常識な動作で4打数4安打すれば良い。
そもそも常識、定石に囚われないボクの中の真理に従って生きてきた50年間だった。多数派の考えにオブジェクションがあればなんと言われようと孤立してでも考えを貫き通してきたし。
ブサイクな動作でしか野球が出来ないとそれがいけないことで修正しなくちゃと思ってやってきたけど、それを修正するのがこんなに大変ならもうそれはそれで良いじゃん。それを認めてその流儀のままそれを極められるところまでやればそれで仕方ないじゃないかと。
野茂のトルネードだって大概だよ。だからボクはブサイクの中で進化していけば良いんだよ。そして誰よりも打って守って貢献すれば良いんだよ。カッコ良くやる必要なんて微塵もなかったわ。カッコ良く出来る人達になんて負けるもんか。
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