もうすぐ切り替えなのであまりブログを書かないようにしていたのですが切り替え作業が遅延して書かざるを得なくなり。オグレイラディです。
今日、練習してきました。
今年の野球のテーマは「自然体」。現状を正しく認識し、今出来ることを精一杯頑張ることにしました。
もう50も近いので少し大人の野球が出来たらな、と思います。
ホームランはとりあえず目的としては狙わないことにしました。ただし結果としては狙います。
どう言うことかをこれから説明していきます。
松戸ミラーズで6年間、居候的に野球の練習をさせていただきまして実感としてわかったことがあります。それはボクは「知的で技術的な選手」ではないと言うことです。
頭が悪いとは思いませんが、面倒くさがりなので厄介なテーマに思考を放棄することがあります。英語で言うとlet it go、かの有名なレリゴーです。
ボクはすぐ脳内レリゴーになるので「知的」な選手、というか人間ではありません。
次に技術に関してですが、仕事で技術的な事をやっているのでそれと野球活動をどうしても比較してしまうのですが、ボクの野球活動は非常に危険だと感じます。行為に対しての結果を確信せずにポチります。仕事で言うと、「うーん、何だか良くわからないけどとりあえずオールリセットするか、ポチッとな。バックアップはされてるはずだから大丈夫だろ」。その後、初期化されたシステムにバックアップデータを上書きしようとHDDを良く見たら「・・・・あ、電源抜けてる」中身を確認したら「3年前からバックアップされてねーじゃん( ノД`)…」。こんな失敗、したら大変ですよね?え?したことあるのかって?ふふふ。ご想像にお任せします。
こと野球において、ボクはこれを良くやります。まず今日のつかさんとのキャッチボール。最近マイブームの威力のあるボールを投げたいという目標のためにキャッチボールはボールをキャッチしあう行為、という原理原則をぶっ壊してしまいます。とにかくつかさんに山成りでない強いボールをぶつけるんだ!という独りよがりの送球を続け、ボールをふかします。結果30%は大暴投となり、尊敬すべき年上の歯科医師の方をボール拾いに何度走らせたことか。これが会社の上司だったらとっくに左遷されてますのでボクはほとほとサラリーマンは無理だなと思います。
ふかさないようにするにはどうすれば良いかその後、聞きました。つかさんはウォームアップのキャッチボールで全力投球させられた上にボクに散々走り回されてへとへとになっているのにも関わらず怒りもせずに良く教えてくれるなぁと感心するのですが、指にボールを引っ掻けることが肝要とのことでした。
投げてる最中は指のかかりがどうとか意識が向かず、とにかく腕を振る!全身を連動させて!うりゃーーってな感じでしかプレイ出来ない。
細かくは省略するけど、一事が万事そうで、ボクのプレイはとにかく雑で力押しで出鱈目である意味ポジティブと言える。出来ないと笑うしかないし実際、地面に崩れ落ちてアハハハと笑うし。部活だったらこんな野球を冒涜してるような選手、使ってくれないだろう。
良い面も悪い面もあるだろうけど、この「力押しで出たとこ勝負」という性質が「技術的」とは相反する性質でボクの野球のプレイの特徴となっている。
「知的でない技術的でない選手」を言い換えると一体どうなるのだろうか。ボクにはわからない。
ボクの計画ではとうにホームランが打てて源田みたいな守備をし、たまにキャッチャーも箸休めでするようなおかわりと山川と森と源田を足して3で割ったような草野球選手になっているはずなのだが、そうなってはいない。たぶん知的でない技術的でない糞選手なので妄想が現実とリンクしなかったのだろう。
なのでもう良いんです。こちとら知的で技術的な選手じゃないんですもん。出来るわけねーよ。経験者みたいなプレーは。
だからこれからは頭で考えるより体で感じるプレーを優先していこうと思います。
技術的な事を解説されてもそれを自分のプレーとして消化出来ないみたいですが、何が優れたプレーなのかは見ていて判断は出来るつもりです。今日の練習でもナオミスターの捕球とか送球とか良いプレーだと見てて感じましたし。
人に言われたことは決して出来ませんが(すげー事言ってるなw)自分でこうやってみるかと考えたことは結構独特ではあるものの形には出来てる気がします。だからボクはセオリー通りにやる王道路線ではなく、気の向くままやりたいようにやる破道路線を逝くべきなのかなと思ったわけです。たぶんこの破道路線バスは、ボクを夢見た高みへとは連れていってはくれないてしょうけど、それでも別の趣のある夕日を見せてはくれるような気がします。
この6年間、ほんと無理して良く頑張ったと思います。自分で自分を誉めてあげたいくらいです。それもこれも少年野球すら体験していない土台のない自分には何が必要かを真面目に考えてちゃんと経験のある人の話を良く聞いて自分を成長させて行こうと努力した軌跡でした。無駄だったとは思いませんが、ボクはそういうまともな選手じゃないと痛感させられました。
だからこその自然体で野球を続けていこうと思った次第です。
今日の練習は自然体でやらせていただきました。
キャッチボールもやりたいようにやり、外野フライもとりたいように鳥、内野ノックもやりたい馬車をやり捕球も送球も体の赴くままに、トスバッティングも引っ張ってとにかくサードとショートに地獄を味わわせようとガンガン打ちました。ホームランは狙わずにとにかく地獄を味わわせてやるつもりで。
すっごく楽しかったです、自然体で。
なのでホームランを打とうとはとりあえずしません。破道路線なので技術的にホームランを打とうとはしません。そのかわり足腰をこれまでより意識して鍛えようと思います。ランニングの質を少し変えてみて。そしてホームランをとりあえず狙わなくしたことで逆に筋トレを導入できることになりました。以前3ヶ月筋トレした時は逆に飛距離が落ちてしまい筋トレを放棄したものですが、もう飛距離低下に怯える必要など失くなったわけです。なのでボクに足りない上半身の筋肉を一年くらいかけて養っていこうと思います。技術ではなく基礎的なパワーの向上の結果が何を産み出すのか、という方向性を模索してみようと思います。今まで真面目に筋トレをしたことがないので、ちゃんと一年やったらパワーアップしてくれるかもしれないので憂鬱ですがやってみようと思います。そういう意味では正攻法なチャレンジとも言えるかもしれないです。高校球児とかも筋トレはやってるでしょうしね。今までやってないことだから可能性があるかもしれないし、ホームランは無理でも、ショートとサードを震え上がらせるような打速のライナーを打てるようになれればOK牧場です。
今年に入ってから、ランニングしかやったなかったので久しぶりに野球をやってスッキリしました。木曜がないですけど、このくらいのパースで丁度良い気もします。練習の機会を大切に出来る気もしますし。なんか週に二回も三回もやってたら雑になりますよね。それに練習って貴重な時間なんだってありがたみも薄れる気もします。例えるならヤマザキ製パンの夜のバイトでおはぎを泣きながらベルトコンベア要因となって作っていたのが以前、駅前の独立系の和菓子店で心を込めて美味しくなぁれ、美味しくなぁれと真心込めながらおはぎを作っているのが今、という気がします。
どちらが美味しいおはぎかは言うまでもないと思います。