もうひとつの夢も叶うかもしれない、最高かよ

まあ30cm位の壁に阻まれて叶ってないのであまり長くは書きませんが、さっきまでは7m位の残りの壁だったものが一気にあとほんの少しという所まで近づいた。

今日、松戸運動公園のレフトにほぼほぼホームランを打てた。

前回の練習の時になおミスターから指摘された事、右足に重心を移動し、左足を踏み込むときに体を開かない。

単純なんだけど今まで体が窮屈でやってこなかった「正統なバッティング」をやってみることにした。体の可動範囲が狭まったので打てるコースが狭くなったのだが代わりに飛距離が伸びた。

レフトのフェンス上段に弾かれて入らなかったけど、人生初めてのレフト90mクラスの球場でフェンス直撃の当たりだった。

本当にあと少しだった。フェンスの高さを考えると92、93m位は飛ばせたと思う。

打った感触は人生で最大の飛距離なのに全然体には衝撃がなかった。砂漠に水が吸い込まれていくようなスゥっというような凄くナチュラルな感覚。だけど不思議と打球が伸びていく手ごたえがあった。無理に振ったのではない、体が自然に動いたような力感のないスイングで、ボールだけがぐんぐん飛んで行った。

今までにない感覚のスイングと打球だった。

結局その後はエンタイトルツーやファールだけでフェン直再現やホームランは打てなかったけど、スイングの感覚だけは忘れまいと体に刻んだ。

疲れたけど感覚は掴んだ。絶対に忘れない。

このスイングを自分のものにした時はいつかホームランを打つという目標だけでなく、ホームランを何本も打てるような気がする。

今日は中村のユニフォームを着て4時間練習してきたのだけど、中村っぽいスイングは自分には向いてないと思っていたけど、今日のそのフェン直は監督にも中村っぽかったと言われたし自分でもなんというのか無理のない自然なスイングでもちゃんとボールが飛ぶ理論に則った打ち方をすればボールは充分飛んでいくという実感を得た体験だった。

体力的には落ちてきた感じだけど、今までの練習で技術的なモノは培えているのかもしれない。これで飛ぶのであれば90mクラスのスタジアムでホームランを打つのにパワーはそんなに必要ないのかもしれない。芯を捉える事、スイングに使うパワーをロスしない事、迎えに行かず自分のスイングをすることだけに努める事、タイミングをドンピシャで合わせる事(これが難しいのだが)これらを意識して自然にスイングすればホームランは結果として自ずと付いてくるものでしかないと思った。

もうほとんど諦めていたんだけど、歳を重ねた今、今までで最高の飛距離を飛ばすことが出来たのは紛れもない事実で、がぜんやる気が出てきた。

ホームランは憧れるだけの存在かなと思っていたけど自分でも打てるかもしれないというか絶対打てると確信した日になった。

本人は投げたいからと言っていたけど、ずっとボクのフリーバッティングのピッチャーをやってくれた監督には感謝しかない。恩返しとしてはホームランを打つ事で返したい。

疲れたけど最高の一日だった。体力つけて、ランニングして、ホームランを打つその日を前倒ししたい、そんな気分だ。

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